表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/15

怪物が生まれた日

展開はやくてすいません

「ちはっす」


「おお、おはよう……には遅いか」


「ま、そっすね」


 時刻は既に正午近く。流石におはようは遅い。 


「それにしても今日も【人狼】なんだな」


「かれこれもう三日目っすよね」


 月曜日は【巨人】火曜日は【天使】、そこから水木金と連続で【人狼】のままだ。本当にこの変身はランダムみたいだ。


「まあ【人狼】でよかったと思うっすよ」


「確かに、翠のじゃとか【天使】とか【械姫】とか【死神】とかよりはましかもな」


「ほとんど外れじゃないっすか」


 しょうがないっちゃしょうがないんだが。【人狼】以外は見た目が駄目な奴か中身が駄目な奴しかいない。【死神】と翠のじゃなんか外に出た瞬間通報されかねない。


「そういえば【天使】の件で何か来ると思ったけど、結局来なかったな」


「もう三日もたってるっすしねえ」


 警察も次の日に大学に来て色々と聞き込みをしていたが、その次の日にはもう来なくなった。ちなみにだが記者はまだ少しだけ残っている。大半はここよりももっと目撃証言が多い場所に移ったみたいだが、地元新聞などはどうしてもこの地にいる異能者の取材をしたいらしい。

 ぶっちゃけると早く諦めて欲しいんだけどなー。


「ま、今はそう目立たない姿だし静かにしてればいつか消えるだろ」


「この姿がずっと続けばっすけどねえ」


 そうなるまえに別の姿に変わってまた騒動起こして再燃しそうな気がする。


「そういえば、伊勢はどうしたんっすか?」


「あいつは今日限定物の……なんだったけか、ゲーム?かなんかの発売日ってことで朝から駅前で並んでるらしい。凄い人気で早朝から並んでるのに列の先頭が見えないとか言ってたな」


「ああ、今話題のあのゲームっすか。こんな田舎でも並ぶもんなんっすね」


「田舎でも一応人口密集地だからな。結構学生も並んでるらしいぞ」


「今日は平日のはずなんっすけどね」


 学校いけや。


「ハジメは飯はまだか?」


「そっすよ。どこか食いにいくっすか?今日はもう講義ないっすよね」


「そうだなーじゃあどこへ―――」


 ―――ドーンという爆発が、茂の言葉を遮った。

 周囲の人間も何があったのかと見渡すが、近くで煙が上がっている様子は無い。


「煙もあがってねえし……気のせいだったか?」


「……いや、気のせいじゃないっす」


「えっ?あ、ちょどこへいくんだよ」


「いいからくるっす」


 茂の手を引き、一番高い建物を目指す。

 昼飯時であったためエレベーターには誰も居らず、途中で止まることもなくスムーズに最上階へとたどり着く。

 エレベーターを出た後屋上への扉へ手をかけるが、鍵がかかっているのか開かない。仕方ない、今は緊急事態だ。

 右手を変異させ『爪』を出し、鍵穴に突き立てドアノブごと抉り取る。


「おい、それはいくらなんでも……」


「後で直すっす」


 鉄屑になったドアノブを捨てると、止め具が無くなったドアはゆっくりと開いていく。

 少し汚れたコンクリの床を駆け足で進み、ある方向へと向かう。


「いい加減なにがあったか教えてくれないか?」


「方角は……あっちっすね。よく見ていてください」


「一体何が……」


 ドーン!!

 爆音が再び茂の言葉を遮った。

 炎が上がり、建物が崩れ落ちる。爆源は、決して近くはないがさりとて遠くでもない。

 そこは……


「おい……あそこは、駅前じゃないか!」


「さっきからガンガン煙とガソリンの匂いがするっす。それだけじゃない、血の匂いも若干だけど混じってるっす」


「まさか……暴動?!」


「恐れていたことが、ってやつっすね」


 スマホがけたましく鳴り始める。

 画面には中心に大きく赤の『!』のマーク。


「大学、じゃない国からの緊急配信メール?!」


「各地で暴動発生……どうりで北から南まで匂ってくるわけっすね」


 匿名掲示板も大荒れ、恐ろしい勢いでスレッドが立っていく。その全てが今回の暴動についてであり、大量の異能者と思わしき画像が貼られていく。

 車を投げ飛ばす人間、地面を割るモグラのようななにか、その爪と牙を血に染めていく異形の獣。なるほど、これは異能者だな。


「ハジメ……どうする?」


「どうして欲しいんっすか?」


「とぼけるな。わざわざここに連れて来たってことは、それなりの理由があるんだろ?」


「そうっすね」


 柵の向こう側、駅前へと目を向ける。

 血の匂いはどんどん増し、炎が次々と上がるのが見える。爆音に紛れて怒声や悲鳴も聞こえる。


「あちきは、本音は異能なんて使いたくないっす」


「……」


「それでも、あそこには『友達』がいるっす。そう思ったら、ここまで登ってきちゃったっす」


「……」


「聞いてもいいっすか」


 茂の返事は待たない。そうじゃなければ、次の言葉はもう永遠に言えなくなってしまう。


「あちきは、今から化け物になるっす。それでも『友達』でいてくれ―――」


「―――てい」


 パンッと、後ろから勢いよく頭を叩かれ柵に頭をぶつける。地味に痛い。


「今あちきは真面目に―――」


「―――ばーか。それが俺の答えだ」


 茂は呆れたように、息を吐き……そして笑った。


「下らないこといってんじゃねえよ。お前には言うなって言われてたがな……実は二人で相談した事があるんだよ、ハジメとつるむのはやめたほうがいいんじゃないかって。お前の変身は、姿かたち声さえも変わる事に意味がある。だけど、いつも俺たちといたらいつか正体がばれちまう。それならお前とはなれたほうがいいんじゃないかって聞いたんだがな……伊勢、あいつ何て言ったと思う?『ハジメがそう言ったならそうしよう』。異能者の時点でお前はもう一般人じゃない。でも、俺らはお前が拒絶しない限り一緒にいる。そう決めたんだよ」


 トンと茂の拳が、俺の胸を軽く叩く。


「心配すんな。後悔するぐらいなら前に進め。お前が正しいと思ったことをすれば良い。それで―――またハンバーガーでもなんでも奢ってやるよ」


 自分の中のいろんな感情が混じって、うまく言葉にできない。自分がどんな顔をしているかもわからない。涙が頬を伝うたびに、胸が苦しくなる。


「セクハラっすよ」


―――ああ、本当に自分は


「ならもうちょっとは女らしくしてみるこった」


―――なんて、なんて


「また今度、見返してやるっすよ」


―――良い友達を持ったものだ。


 柵から離れて、両足に力を篭める。

 柵の高さは二メートル強、しかし俺の体はそれすら軽く飛び越す。

 一歩踏み外せば頭からまっさかさまで生存はほぼ不可能。いつもの俺なら脚をすくませて後ずさりしてしまうだろう。だが、今は震えも無い。なすべき事が、あるのだから。


「いってくるっす」


「ああ、行ってこいヒーロー。いや『親友』」


 

 そして『あちき』は……『俺』は怪物となった。



           *


「おいおい冗談じゃねえよ全く……」


 物陰に隠れながら、伊勢はひとりごこちる。

 朝から駅前まで行き並んで、昼飯までには買えたと喜びながら店の自動ドアをくぐった時、それは起きた。


 巨大な箱状の物体が目の前を高速で横切った。なにが起きているか理解できず呆けていると、化け物のような何かが駅前で暴れだしたのだ。

 その後は運が良かったとしかいいようがない。咄嗟の判断で店……ではなく飛んでいった自販機の後ろに隠れる。逃亡の基本は袋小路に逃げ込まないことである。

 実際、店の中に逃げるのを見つけた化け物は車を投げて店ごと破壊した。頬を爆風が撫でていった時は、死すら覚悟した。

 化け物に見つからないように息を殺して隠れていたところ、駆けつけた警察による銃撃戦が開始。完全に逃げるタイミングを逃してしまった。


「本当に、どうするか……」


 手段がないわけではない。伊勢は自分の手元に収まるスマホを見る。

 目には目を、歯には歯を、異能者には異能者を。この電話番号にかければ、彼女、いや彼はきっと来てくれるだろう。

 だけど……


「ここでこれを使うのは卑怯か」


 スマホをポケットにしまい、自販機から顔を出して化け物を覗く。

 まず一目見て例えるなら、『殻がついて凶暴化したオオサンショウウオ』だろう。

 全長は2~3メートルほどで真っ黒な殻を全身に纏い、腕は異常なまでに肥大化しているのに足は反比例しているかのように小さい。

 のっぺりした顔つきであるが、口元に並ぶ牙が決して穏やかな気性でないことを知らせてくれる。

 はてさて、こいつが変身系異能によるものなのか召喚系異能によるものなのかは知らないが、一つわかることはある。こいつは確実に足が遅い。

 さっきからゆっくりとしか歩いていないし、遠くにいる人間には車などを投げて攻撃している。力はあるがそのために速さを犠牲にしたタイプ。

 化け物から視線を逸らし、左側を見る。丁度俺の左に30メートルほどに曲がり角が見える。あそこを抜けられれば、ここから脱出できるはずだ。ちなみに詳しい配置は俺の後ろに自販機を隔てて化け物。右側に警察。左側が脱出路で前が何かの店と言う感じだ。

 じっと化け物を監視して、タイミングを見図る。

 化け物が警察のほうを見て足を踏み出す―――今だ!

 自販機から飛び出して曲がり角に向けて駆け出「うわ゛あああああああああ!」……へっ?!

 思わず足を止めて見てしまった。化け物を挟んで向かい側、そこにいたのは幼き少女。目を真っ赤にして泣き腫らし、体のあちこちは傷だらけ。

 痛みから少女の涙は止まることはなく、嗚咽が止むことは無い。あの歳ならしょうがないことだが、今は最悪にタイミングが悪い。

 今ここには……


『オオオオオオオオオオオオオオッ!』


 化け物がいる。


 幼子に気がついた化け物はにやりと口を歪め、ゆっくりとそちらへ向き歩き出す。少女は化け物にようやく気がついたのか足をすくませ、そのまま尻餅をついてしまう。恐怖から腰砕けになってしまったのだ。

 助けにいかなければと足を踏み出しかけるが、ふと気づく。


―――今が絶好のチャンスじゃないのか?


 化け物は俺に背を向け、少女に気をとられている。あの歩みの遅さなら、十数秒は稼げるだろう。それだけあれば、俺がここから逃げ切るには十分だ。 

 それならさっさとおさらばだ。あの少女には悪いが自分だって命は惜しい。この暴動が終わったら花ぐらい供えてやるよ。

 俺は一歩を踏み出し―――


「―――んなことできるわけねえよなあ!」


 足元に落ちていたレンガを全力で投げた。

 ガンッと硬質な音を立て、化け物の甲殻にレンガは砕け散った。まるで無傷、だが奴の歩みは止まった。


「うおおおおおおおおおおおっ!」


 化け物が振り返る方向とは別の方向へと駆け出す。若干なまり気味であった体であったが、火事場の馬鹿力からか自分でも信じられない速度で化け物の脇を抜けた。


「おら、いくぞちくしょう!」


「うえ?」


 今だ呆然として座り込んでいる少女を肩に担ぎ、全力で逃げ出す。

 体が重い。膝が痛い。心臓なんてもう破裂しそうだ。だが、いまここで止まるわけにはいかない。今自分には少女の未来がかかっているのだから!

 曲がり角まで後四十メートル。

 振り返り見ると化け物はやっとこちらを見たところ。やっぱり動きがノロい。

(三十!)

 彼我との距離は十メートル以上。足はこっちのほうが圧倒的に早い。

(二十!)

 しかし化け物は腕を地面に突き立て後ずさると―――パチンコのように飛び出した。


「うそだろおおおおおおおおお!」


 肩に担いだ少女を腹に抱え込み、全力で右へ飛ぶ。高速で飛んできた化け物は数瞬前まで俺がいた場所をつっきり、建物へと突っこむ。

 既に何回も衝撃を受けていたビルは化け物のぶちかましに耐え切れず、圧し折られたように崩壊した。

 それと同時に、連鎖するように崩壊していくビルが綺麗に逃げ道に倒れ掛かる。


「最悪だよちくしょう……!」


 これで逃げ道は完全にふさがれた。唯一の出口は背後だが遠すぎる。

 それに……


「くっそ!やっちまった……っ!」


 今の無理な跳躍で左足を痛めたのか、体重をかけるたびに激痛がはしる。これでは走るどころか歩くことすらままならない。

 希望を持つとするなら今の崩壊で化け物が動けなくなることぐらいであるが、そんなことが幻想であることなどわかりきっていた。

 瓦礫の一部が空へ打ち上げられ、その中からはケロッとした様子で化け物が這い出てくる。 

 もちろん傷一つ無い、嫌味なほどにだ。


「おい、おい!起きてるか!」


「……」


 少女の肩を揺さぶっても反応がない。先ほどの衝撃で気絶してしまったのだろうが、本当にタイミングが最悪すぎる。あまりの不幸具合に笑いが止まらない。

 俺の姿を見つけた化け物が瓦礫を拾い上げる。

 赤子ほどの大きさの瓦礫は化け物にとってはすっぽり手に収まってしまう程度でしかない。だがあんなものを掠りでもしたら致命傷は必然、最悪……


「おい!起きろ!はやく!」


 少女の肩を揺さぶり、耳元で大声を上げても起きる様子は無い。

 そうしている間にも化け物はゆっくりと振りかぶっていく。瓦礫を持った手を、まるで見せ付けるように。


「こうなったら、こいつだけでも……!」


 少女を抱え込み、しっかりと足で大地を踏みしめる。

 化け物が瓦礫を投擲した瞬間に、少女を投げ飛ばす。それはあまりにも危険な行為であり、作戦ともいえぬ幼稚な考えだ。だが、このままでは共倒れは確実。自分はもう動けない。それならば自分が囮になって、地面に投げ出された衝撃で少女が目を覚ますことに賭ける。

 もちろん、そこに自分の生存は入っていない。だが、躊躇する気もなかった。


(南無三……!)


 化け物の動きが止まり、引き絞られた腕が動き出す。それに合わせて俺も少女を投げ飛ばす―――直前に、俺の前を何かが高速で突っ切っていった。

 白と黒と少しの赤で構成されたそれ―――パトカーは喧しくサイレンを鳴らし化け物に正面衝突する。

 不安定な姿勢で衝撃を受けた化け物は、仰向けに倒れ、瓦礫もあらぬ方向に飛んでいった。


「なにが……」


「呆けてる場合じゃない!早く乗れ!」


 突如かけられた声に振り返ると、直ぐ後ろにもう一つパトカーが止まっていた。

 抱え込んでいた少女がパトカーから降りてきた警察官に奪い取られ、引きずり込まれるようにパトカーの運転席に押し込められる。


「おい!運転免許、いや運転経験はあるか!」


「え、あ、はい!一応免許は……」


「よし、ならいけ!アクセルとブレーキの踏み間違いに気をつけろよ!」


 それだけ言うと、警察官は満足そうに笑って去っていく。その先にいるのは……


「お、おい!化け物相手なんて無理だ!あんたも一緒に……!」


「―――お巡りさんのお仕事はっ!市民の皆さんの安全を守ることっ!」


 警察官は振り返らなかった。

 割れたガラス越しでもわかるほど震える手で拳銃を化け物へと向け、叫び続ける。


「はやくいけ!柿崎が稼いだ時間を無駄にするな!」


「……っ!」


 尚も声を出したくなるのを抑えつけ、ギアとハンドルに手をかける。

 これ以上の問答は、無意味とわかったからだ。あの警察官は、既に覚悟を決めていた。


「生き残ってくれよ……っ!」


 教習所の教えを思い出しながら、思いっきりアクセルを踏んで加速する。瓦礫や残骸は転がっているが、人の姿はもう無い。速度を抑える必要は無い。

 しかしどんどんと加速していく中、ガタンと車体が大きく揺れ、逆に急激に速度が落ちていく。


「ついてねえ、パンクかちくしょう!」


 瓦礫から飛び出た鉄筋でも踏んづけてしまったのだろう。ハンドルも重くなり、車体がガタガタと不安な音を立てる。 

 パンクしたまま走るのは決して推奨される行為じゃない。だが、今は少しでもはやくここから逃げる。それが最優先事項。

 ―――しかし、絶望は終わらない。


 ドン!ドン!ドン!ドン!  


 ガタガタと煩い車体の中、嫌に規則的な地揺れが響いてくる。

 何が原因かは直ぐにわかった。

 バックミラーに写る黒い影。地面を高速で這う巨体。


「あいつ……っ!いい加減諦めろよちくしょう……っ!」


 二本の巨腕を地面に打ちつけながら、道路を滑るように化け物は這って来る。

 本当に悪い冗談にしか見えない。あの姿で、あんなに素早く移動できるなど。

 ガチガチと、化け物は俺の努力をあざ笑うかのように牙を打ち鳴らす。

 真っ赤な血で染まり、見覚えのある濃い紺の布切れが引っかかった牙が。


「くっそおおおおおおおおおお!!」


 牙が迫る。

 鉄も石も肉も骨も、全て等しく磨り潰す化け物の牙が。

 やはり、自分の様な凡人が英雄になどなれるはずがなかったのだ。全ては無駄、ただ無意味に自分の命を放り出しただけに過ぎなかった。

 ガチガチと歯が煩い。視界が涙で歪む。

 全力でアクセルを踏んでいるはずなのに、バックミラーは刻一刻と迫る化け物を映し出す。


「……ははっ、こんなことならつまらない意地はるんじゃなかった」


 こんなことは自分の柄じゃないのだ。つい手を出してしまったが、こんなのは自分がするべきことじゃなかった。

 後悔の中、絶望と諦念があふれ出す。思考を停止させていく。


「……死ぬなら、痛くないのがいいなあ」


 血に濡れた化け物の牙がゆっくりと届いて―――



『―――死に晒せ、団子虫が』



 高速で飛来した何かに叩きつけられた。

 衝撃で道路にめり込み、飛び散るアスファルトが散弾のように撒き散らされる。

 俺は思わず車を運転していることも忘れて、振り返る。

 そこにいたのは化け物とはまた違う『怪物』。

 二足で大地を踏みしめ、ナイフのような牙を剥き出しにして唸り声を上げる巨大な狼。

 状況の理解は一瞬だった。何かの正体は、自分の知る姿とはかけ離れていたがそれでもわかった。


「……ありがとうな、ハジメっち」


  

急激にクライマックス。

そして小説のストックもクライマックス


変身バリエーション

・【巨人】

・白ロリ

・【天使】

・【人狼】←

・【死神】

・【械姫】

・翠のじゃ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ