それでも世界は回ってる。
「人間の国に行ってみよーぜーショーター」
「俺はショータって名前なのな。」
「ショタがよかった?」
「ショータでいいです。で、なんで人間の国?」
「僕はこの姿のせいで近づけなかったけど、ショータが一緒なら行けるかなって」
「やめときなさい。」
うえぇぇい!?
「お爺さん…びっくりした…」
「人間の国に行くのはやめなさい…村みたいな所ならいいが、国は危険すぎる…」
「だってよ?残念だったな?」
ダメか…
「じゃあ、ちょっと近づくだけなら…」
「……人間に近寄らなければ大丈夫さ、気をつけて行きなよ」
お爺さんって人間について詳しいよね?こういうのを博識っていうのかな?それとも年の功?
「れっつごー!」
「テンション高いな!?」
だって新天地ですもの。テンションも上がるよね、仕方ないね。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
「何もない!つまんない!」
「すっかり精神までちびっ子になっちゃって…」
なんだその憐れみの目は!ムカつく!
「やかましいぞショタ!」
「その呼び方辞めて…地味に精神にくる…」
弱点発見!反撃に移ります!
「やーい!ショタ!ショータショタショタ!ショーター!」
「ほう…よし分かった。」
「何が分かっ…ってやぁぁぁ!何するんだこら!後ろから持ち上げるな!」
「ほーれぐーるぐーる〜」
ぐるんぐるんぐるんぐるん…
「目が回るぅぅぅ」
「ほーれまだまだ行くぞ〜」
「ちょっと待って!タンマ!タンマ!」
「ぐーるぐーるー」
おえええっ!マジでやばぁ…
「ごめん!許して!吐く!吐いちゃう!」
「吐けよ。ほらほらほらほら!」
「おねがいごめんなさいまわさないでほんとにはいちゃうしんじゃうもうしょたとかいわないからほんとゆるしてごめんなさいぃぃ!」
「仕方ないなぁ…ほれ、これに懲りたらあんま調子にのるなよ?」
「ひゃい…」
うあ〜…世界が回る〜地動説が勢いを増す〜立てない〜
「起こして…」
「まったくほれ、掴まれ。」
「う〜…」
「なんてな!」
手を引きやがった…俺の手が空を切る。
「うにゃん!」
「馬鹿だなぁ…」
思いっきり地面に倒れこんでしまった…
「ってあれ…?」
「どうした?」
「なんか同じ目線上に人が居るような…気のせい?」
「どこだよ?」
「ほら、あそこ…」
「うおっ!マジだ!倒れてる!助けに行くぞ!」
「あ!待ってよ〜!?僕まだ立てないのにぃぃ〜!」
…あの人大丈夫かな?




