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詩集 「chanteuse」  作者: 月見里 星維
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あかいオレンジ

ゆうやけを見つめて誓ったあのときから

どれくらいの季節を越えたのだろう。


君と歩んだこの道をひとりでゆっくり

歩いてみるとやっぱりこころ押さえる


坂道をおりて広がってゆく海を

眺めてずっとふたりで…とのぞんだけど


もえるようなあつい鼓動

僕はそっと手を握った

あかくて黄色いまるいオレンジ

僕らはいま、ここに立っている。


沈む夕陽に染まって急ぐ帰り道

君はよく黙って追いかけてきた。


階段をのぼって近くなった空を

見上げてふたりの明日を語ったのに


もえるようなあつい想い

僕はそっと手を離した

あかくて黄色いまるいオレンジ

僕らはいま、ここに立っている。


願いをのせてつかみかけた夢を

叶えてふたりのたもとを分かつから


もえるようなあつい未来を

僕らは抱えて進んだ

つないでいたこの手で

さよなら、と言いながら。


僕はきっと忘れない

君と見つけたあの夕陽を

目の前でずっと耀く

あかくてまるいオレンジ。


もえるようなあつい鼓動

僕はそっと手を離した

あかくて黄色いまるいオレンジ

僕らはいま、ここに立っている。

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