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Grauen Welt  作者: 桜忠丸
61/63

意表



「じゃ、あの時と同じように俺とローリが前張るよ」

「そんであたしがヒーラーやって」

「マーツがその護衛をする、と」

「何とかならーな。後ろから刺すなよ?」

「さしものあたしでもそんなことはしないよ」




「ね、ねぇヘイル」

「どうした?」

「さっきからユウ、自分のこと、俺って言ってない?」

そうなのだ。

違和感しかないが。

「あれはマーツ曰く『ロールプレイ』なんだと」



そして、戦闘が始まった。


「って、あの武器、《秘剣ダイアモンド》に《秘盾アメジスト》!?」

「うーわ、見せ付けてくるね」




俺は一番近くにいた壁役の女に切り掛かる。

もちろん盾で防がれる。

そこで、【片手剣】スキルの【横払い】を使用。

ライトエフェクトが一瞬俺の体を隠す。

そして、剣を放す。

その瞬間に剣は物理法則を無視した急停止を行い、地面に落ちた。

カラン……。

敵が驚いているのが分かる。

雰囲気的に。

その隙にそいつの後ろに回り、左太腿に附けていた《秘短剣ルビー》を抜き、首を撥ねる。

【短剣】スキルの【首撥ね】

敵の死角から襲い掛かり、敵の首の肌に当たった場合に限り、敵を即死させるのだ。



ポリゴン片になった敵を無視し、《秘剣ダイアモンド》を拾う。

そして、嗤う。

「ステータスマックスがなんだって?」

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