チーター、ね
「…それ、効果時間長すぎ」
ニヤリと笑いながら、ルイが消えた。
終わった後、
「ユウ?最後のは?」
「ん?HPゲージを交換するだけ」
「は?」
「ようは、こっちが十割ダメージ受けてたのを無くして、相手のHPを十割削ったってこと」
「ムチャクチャだな…」
そんなことを話してました。
表彰式も終わり、恒例のエキシビションマッチが始まるらしい。
「いつも思うんだが、最初にやれよ」
「馬鹿か、マーツ。最初にやったら手の内バレルだろ」
『今回はなんと二回行います!まず一回目は優勝チーム【地塗れの死闘は暁と共に】さんVS【開発者の太鼓判:チーター】です!』
出てきたのは五匹のチーター。
てか
「マーツ、趣味悪い」
「な……っ!カッコいいだろ!?」
「ないわぁー、ないわぁー、それだけは、ないわぁー」
「ひでぇ」
本気で打ち拉がれるマーツ。
だが、そのチーターたちのステータスが公開されるとみんな真面目になった。
「なるほど、こりゃ確かにチーター(・・・・)だな」
「チート乙」
「いや、何でそんな余裕あんのさ?」
「一番余裕あるのはアークじゃないか…?」
なぜなら、ステータスは、HPが1、他がカンストしているからだ。
『因みに二戦目は、【元《旧家》最強の四人】VS【我らこそ正義:開発者チーム】です』
いや、二連戦て。
そう思っていたらマーツがヘイルを連れてどっかにいった。
「二戦目、ユウをちゃんと見てな」
「なぜだ?」
「昔と同じ陣形なら最強の剣士になるからさ」
「ユウが、か?」
「そう。それも片手剣の、な。刀とは少し違うが、見る価値は大いにあるぜ、きっと」
次、チーターやって旧家の四人に入りたいです(笑)




