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Grauen Welt  作者: 桜忠丸
59/63

チーター、ね



「…それ、効果時間長すぎ」

ニヤリと笑いながら、ルイが消えた。


終わった後、


「ユウ?最後のは?」

「ん?HPゲージを交換するだけ」

「は?」

「ようは、こっちが十割ダメージ受けてたのを無くして、相手のHPを十割削ったってこと」

「ムチャクチャだな…」


そんなことを話してました。



表彰式も終わり、恒例のエキシビションマッチが始まるらしい。


「いつも思うんだが、最初にやれよ」

「馬鹿か、マーツ。最初にやったら手の内バレルだろ」

『今回はなんと二回行います!まず一回目は優勝チーム【地塗れの死闘は暁と共に】さんVS【開発者の太鼓判:チーター】です!』

出てきたのは五匹のチーター。


てか

「マーツ、趣味悪い」

「な……っ!カッコいいだろ!?」

「ないわぁー、ないわぁー、それだけは、ないわぁー」

「ひでぇ」

本気で打ち拉がれるマーツ。

だが、そのチーターたちのステータスが公開されるとみんな真面目になった。

「なるほど、こりゃ確かにチーター(・・・・)だな」

「チート乙」

「いや、何でそんな余裕あんのさ?」

「一番余裕あるのはアークじゃないか…?」

なぜなら、ステータスは、HPが1、他がカンストしているからだ。


『因みに二戦目は、【元《旧家》最強の四人】VS【我らこそ正義:開発者チーム】です』



いや、二連戦て。

そう思っていたらマーツがヘイルを連れてどっかにいった。




「二戦目、ユウをちゃんと見てな」

「なぜだ?」

「昔と同じ陣形なら最強の剣士になるからさ」

「ユウが、か?」

「そう。それも片手剣の、な。刀とは少し違うが、見る価値は大いにあるぜ、きっと」


次、チーターやって旧家の四人に入りたいです(笑)

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