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Grauen Welt  作者: 桜忠丸
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動き出した終わり

狼が走るフィールドから、一人の男と一人の女が消えた。

それに気づいたのは、彼らのチームの仲間だけだった。





人が減った。

それ以上にフィールドは壊れていたが。




狼が消えた。

観客も息を呑んだ。

なぜなら、すでに三つ巴の展開になっていたから。

舞台は、早くも大詰めだ。




見渡す限りの荒野。

その一角、瓦礫の山の中腹で、僕は銃を構えた。

狙うのは………名前も知らない《旧家》の魔術師。

引鉄(ひきがね)に指をかける。

しかし、銃弾が放たれることはなかった。

魔術師が、すでに死んでいたからだ。

【暗殺】スキルの【闇討ち】だろう。

背後からの急所攻撃(クリティカルアタック)に限り、相手を即死させる。

何のことはない。

後ろを確認しなかった相手が悪い。

問題は


(やっぱりルイだよなぁ)

殺した相手が見付からない(・・・・・・)のだ。


(仕方ない)

銃をしまい、鎌を取り出す。

そして、【暗殺】スキルを発動させた。





舞台に、四人の暗殺者(アサシン)と一人の死神が現れた。

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