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Grauen Welt  作者: 桜忠丸
44/63

勉強会?いいえ、模写です

10,000PVありがとうございますm(__)m


二次創作と違って安定してます


これからも、どうかよろしくお願いします(-人-)




「クァ……ァ…」

欠伸をしながら下に降りる。

今日も、いつも通りに10時に入ればいいかな。

「悠人、おはよう」

「おはよう、母さん」

朝の挨拶を交わして、洗面所に向かう。

そして、顔を洗って、リビングへ。

「よ、悠人」

「おはよう、燈真………燈真?!」

「どうした?早く食べないと冷めるぞ?」

「あ、あぁ」

取り敢えず席につき、パンを頬張る。

「そえで、とうわはなんへいるほ?」

「食べてから話せよ。何言ってんだ?」

笑いながら、燈真も口いっぱいに野菜を詰め込む。

「んくっ。それで、燈真は何でいるの?」

「燈真君、悠人に会いに来たんだって」

答えたのは母さんだった。


「来るのはいいけど、こんな朝早くに来なくてもいいじゃないか」

「なんとなく来たくなったから」ふざけたことを抜かしやがった。

「てか、課題を見せてもらいたいし。今日はちょっと昼から夜は用事があるから」

この野郎、どうしてやろうか。

「いいじゃない。もう終わってるんでしょ?」

「いやいや母さん、そう言う問題じゃないでしょ」







朝飯を平らげ、部屋に向かう。

「漁るなよ、なんもでてこないから」

「わぁってるよ」

そんな会話のあと、部屋に入れる。

「うわっ、綺麗。女子の部屋かよ」

「お前の部屋が汚すぎるんだよ」

苦笑しながら、勉強道具を取り出す。

「ほら、終わってるのは国語と生物だけだよ、まだ」

そう言って、数学の課題に取り組む。

「サンキュ。助かるわ」

燈真も課題を写しはじめる。

「そういえば燈真、今日の用事って何なの?」

「あぁ、ゲームで友達と会おうと思って。いつも遅くなって怒られるからさ」

「へぇ。燈真らしいな」

苦笑しながら相槌を打つ。

「なんだよ、それ」

「時間にルーズなんじゃないの?」

「違うし!片付けが出来ないだけだし!」

「むしろそっちのが燈真らしいな」

雑談をしながらダラダラと課題を終わらせる。



9時30分ごろに燈真が課題の写しを終わらせて、慌ただしく帰っていった。

結局、数学の課題は終わらなかった。

「また明日、か。あいつは明日も来る気か?」

そんなことを考えながら《ダイバー》を起動させる。

敗者復活戦日本大会まであと2日。

「今日もまたポイント稼ぎ、だろうな」

ある意味で、一日が始まった。

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