表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Grauen Welt  作者: 桜忠丸
31/63

今度こそ出立



「…実は今回の依頼は首領からなんです。『神級武器を持ってるヤツを狩ってこい』って」

「それで、兄さんと二人で死神と闘神を、って思って」

「RUIにしちゃ珍しいな、ユウ」

「あぁ。またなんか企んでるのか?」

「やっぱ直接会うしかないか」

「…っ。アイツ嫌いなんだよ」

「仮にも元相方に言う台詞じゃねぇな」

マーツにも苦笑された。

だが嫌いなのだから仕方ないのだろう。

でも

「まずは血塗れの魔術師が先だろ」

「わかってるよ。こいつらはどうする?」

「送り返すしかないだろ。そうだな……。名前も知らないけど、RUI…いや、首領とやらに伝えてくれ。それこそ、今度『水』と『炎』が行く、と。それでお互いチャラにしよう」

「それだけでいいのか?」

「あぁ」

「わかった。行くぞ」

「待ってよ、兄さん!」

駆けていく女アバターの姿が被って見えた。

「なんかすごく見たことある気がする。ユウ、知らない?」

「知ってるわけないだろ。馬鹿か」

マーツには絶対教えはしないが。

まずはやるべきことを終わらせよう。

「じゃあ、行こうか」


そうしたら、さっきの女が戻ってきた。

「兄さんはWest、私はWistです」

「……なんで教えるのか、教えてくれないか?」

「なんとなく。女の勘よ」

そういって女、ウィストは今度こそ消えた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ