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Grauen Welt  作者: 桜忠丸
30/63

尋問と繋がり

短いです



「理由を聞かせろ。なぜ俺たちを狙った?」

マーツもこんな顔できたんだ。

真剣な表情を見て、私はそう思わずにはいられなかった。

「話す必要を感じないな」

「兄さん、ここは話した方がいいって」

「いや、仕事の内容は話さない。それが掟だ」



強情なやつだ。

「マーツ、どいて」

ユウが前に出る。

「ちっ。……わかったよ」

「まず名前を教えてよ」

「断る」

「兄さんが言ったら言う」

何だこいつら。

「なら、所属グループは?」

「《闇影》だ」

おいおい…。

殺人グループ、通称KG。

その中でも特に権力を持つグループの一つだ。

「《闇影》?RUIのとこか」

「だったよね、確か」

「首領を知っているのか?」

驚いてる二人。

「まぁな。基本FGPは皆顔見知りだよ」

「エ、FGP?」

「あぁ、ヘイルは知らないのか」最初期のプレイヤー達をそう呼ぶことは、前にも言ったはずだったが。

最も、俺じゃなくてユウが、だが。

「じゃあRUIに聞くよ」

「や、やめてくれ!」

「兄さんの言う通りだよ!」


「じゃあ話してよ」

「わ、わかった。わかったからその鎌をしまってくれ!」

軟弱な奴。

それに、この女、なんか、部長に似てないか?

俺、闘真はこの時にそう思った。

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