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Grauen Welt  作者: 桜忠丸
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敵襲


「早いな、マーツ」

「時間は守るさ、今日で終わらせたいしな」

「早いね、2人とも。待った?」

「僕も今来たとこだよ」

「待ってないよ、アークちゃん」

後はヘイルだけか。

「すまない、遅れたか?」

ウィンドウを開いて時間を確認した。

「時間ジャストだよ、ヘイル。じゃあ、行こうか」

「今日はどこに行くんだ?」

今日の目的地は北にある。

「この街は、西のある街につながるワープポイントがあるんだ」

「西?北じゃないのか?」

マーツが疑問を口にする。

「あまり西に行かないから。皆どっちかといえば北に行くときに使うんだよ」

そう。

つく予定の町は北北西にある。

「んじゃあ行こうぜ」

「あぁ。あっちはあまり売店が充実してないからこっちで必要な物を揃えていこう」



そうして買い物を終わらせ、ワープポイントから別の街にワープする。

「うわっ、でけぇ」


出迎えたのは百五十層からなるダンジョン『空』だった。

「今日はここに用事はないよ」

「わかってるよ」

北門に向かう。


しかし、突然横からダガーが飛んできた。

僕とアークさんはしゃがみこんでかわし、マーツとヘイルは武器を取出し、防いだ。

「誰だ!」


「失敗だ。逃げるぞ」

ダガーを投げたのは二人組の片方、ツンツンした茶髪の方だった。

「兄さん!?」

黒髪の女も追従する。

「マーツ、アークさん、追って!」

「了解!行くぞ!」

「えっ?あっ、ちょっ、ひっぱらないで!」

アークさんはともかくマーツのAGLは相当なものだ。

すぐに追い付くだろうが…。

念を押すべきだ。

「ヘイル、行くよ」

僕はヘイルを連れて大きく迂回する。

北門から離れてしまうが仕方ない。


そうして、挟み撃ちに成功した。

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