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Grauen Welt  作者: 桜忠丸
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終幕と疲労


神殿に火が灯る。

暖かい光に包まれてアマテラスが出てきた。

手には先程まで俺達を苦しめた刀を持っている。

『汝らの力、我が刀を持つに相応しい。

決して悪事に使わぬよう約してくれ』

「だとさ、ヘイル」

「うるさい!わかっている!黙っていろ、マーツ!」

茶化して場を和ませようとしてみたけど失敗した。


深呼吸を一つ。


「約束しよう。悪事には決して使わぬと」

『ならば持っていけ』


【クエスト:太陽神の試練をクリアしました】

【Haleさんが【カグツチ】を入手しました。】

【カグツチの効果は一振りするたびに炎が出ることと持ち主に暗視効果をもたらすこと、ポイントを代償に天界の炎を一定時間呼び出すこと、の三点です。】

説明を聞き流し、振り返る。

「ありがとう、みんな!」

「別に問題ね〜よ」

「途中でキレて作戦を台無しにした人は黙ってて下さい」

「よかったね、ヘイル!」



とりあえず一つおわった。次は冥神の洞穴だけど……。

「疲れたし、今日はもうもう終わりにしない?」

「オレはかまわないけどどこで落ちるんだ?この近くに宿はねぇぞ?」

「相変わらず無計画だよな、マーツ。テントを買ってきているからどこからでもログアウトできるよ」

「準備がいいことで。んじゃあ、落ちようぜぇ」

「それでいいかな?」

「かまわない」

「物足りないけど、いっか。じゃーね」

手を振りながらテントに入る二人に別れの挨拶をしてからログアウトする。

……疲れた。


余談だが、マーツは女子のテントに入ろうとしてボコられたらしい。

馬鹿馬鹿しい。

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