タイヨウのカガヤキ
寂しいです…。
感想を下さい……orz
アマテラスの攻撃パターンはとても単調だった。
炎を降らす、
刀で凪ぎ払う、
炎の渦を生み出す。
――これだけだ。
ただ、一撃一撃がとてつもない威力を持っていることと範囲が異常に広いことが僕達を苦しめる。
マーツとヘイルの体力は、幾度も危険域まで削られ、とても苦しい戦いとなる。
「マーツ、ヘイル、下がれ!渦に巻き込まれるぞ!」
当初の予定では後衛の僕とアークは弱点の水属性魔法で援護するはずだった。
しかし、実際はアークはマーツ、ヘイルのヒールに精一杯で、僕はそんなアークを守るので精一杯だった。
……前衛、もう少し気張れないかなぁ。
溜息をつきそうになるのを堪えている間も、戦いは続く。
おいおい、予想以上だぜ。
こんな強いのかよ、アマテラスは。
マルスなんか歯牙にもかけないってか。
「マーツ、ヘイル、下がれ!渦に巻き込まれるぞ!」
「うぉっとと…。危ねぇ」
やべぇ、踏み込み過ぎた。
慌てて距離をとる。
「大丈夫かい、ヘイルちゃん?」「大丈夫だ。お前も軽口を叩けるなら心配ないな」
結構ギリギリなんだけどな。
まぁ期待されてるならいいか。
「マーツ、誰も期待してないと思う!つーか集中しろ!」
「心を読むなよ、ユウ!そしてひでぇよ!」
なんか騒いでるけど、気にする必要もなさそうだな。
「あっちも相当へばってるはずだから皆もう少し頑張るよ!」
「わぁってるよ」
「マーツは一回死んだらいいよ」
「だからひでぇよ!」
――戦闘もついに佳境に入っていた。