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Grauen Welt  作者: 桜忠丸
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現実の一日



……朝か。

今日は……。

「悠人ー!起きないと稽古に遅刻するよー!」


―そうだ。

今日は道場同士の交流試合がある日だった。

「今行くよ!」

早く着替えなきゃ。


この道場は母さんの実家で織田信長に仕えていた時代から続いていたらしい。

嘘臭いが、気にはしていない。

雰囲気が自分の好みにあっていたから、母さんに無理をいって入れてもらった。

そして気付いたら道場内で一番強いということになった

(あくまで弟子の中で、だが)。ともあれ、そういうわけで今回、交流試合のメンバーに選ばれたのだ。

車の中で、悠人は静かに集中していった。



……昨日は大変だった。

越えなければならない相手

―ユウと一緒に戦うことになったし、何よりユウの身のこなしが、まるで剣術を嗜んでいるかのような動きだったことにも驚いた。

彼がいなかったら多分優勝どころか、一回戦も勝てなかっただろう。


「今日は集中しなきゃ。せっかくの交流試合なんだから」

奇しくも、同じタイミングでヘイル―晴美も集中していった。


「それでは、両大将、前へ!」

試合は白熱していた。

こちらの先鋒、副将が勝ったものの、あちらの次鋒、中堅も勝っているため、二対二で大将までまわってきたのだ。

「頼むぞ、大将!」

「勝ってくれよぉ!」

「わかりました」

よし、行くか!


相手の道場の大将が出てきた。

なんだろう、この違和感。

まるでどこかであったことがあるみたい。

「お嬢、頼みますよ!」

「もやしっこ一人、普通に勝ってください!」

「わかっています」敵を前にして余計なことは考えてはいけない。

集中、集中。




「試合開始!」


そして、始まった。

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