エリサと11羽の白鳥より〜お兄さまたちの呪いを解くため沈黙を続けるわたしは、若い国王さまにさらわれお妃にさせられました。
アンデルセンの『野の白鳥』をベースにした物語。魔法で白鳥に変えられた十一人の兄王子たちを人間に戻すため、エリサはいらくさで十一枚の肌着を編む。肌着が編み上がるまで決して言葉を発してはいけない。そんなエリサを見つけた北の国の若い国王は城に連れ帰り、強引に花嫁にするのだが──。※平成5年産。このころから原稿用紙を使うように。本一冊分ぐらいの長さになります。
プロローグ 昔、一人の乙女がおりました。
2025/07/26 17:06
一章 美しいお城には、悪い魔女が住んでいる。
2025/07/26 17:06
二章 白鳥と乙女は、北の国を目指して海を渡る。
2025/07/27 12:31
(改)
三章 金の髪の乙女は、沈黙のまま王を見つめる。
2025/07/28 12:31
四章 「愛している」と口にすれば、すべて壊れてしまう。
2025/07/29 12:39
五章 私は見たのです、王妃が墓場で人を食らっているのを。(1)
2025/07/30 07:50
五章 私は見たのです、王妃が墓場で人を食らっているのを。(2)
2025/07/31 07:34