白眼（はくがん）の最強賢者

7話:Fランクのクエスト紙の中に・・・

俺はギルマスからクエストの説明について聞いて、部屋から出た。そして受付の方に行き、クエストの依頼を頼んだ。

「あの〜クエストの説明は終わったんですよね？」

「あっ、はい。」

俺はそう返事してクエストの紙を見始めた。するとFランクのクエストの中にSランクのクエスト紙が入っていた。

★　★　★

クエスト名：超獣グラス討伐

依頼推定ランク：S以上

危険度：★★★★★★★★★★（10）

報酬：超獣グラスのドロップアイテム、白金貨10枚（金貨100枚）

★　★　★

「えっ？えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ！？」

冒険者ギルド内部全てに俺の声が届いた。少し外にも聞こえたかも。

「どっ、どうしましたか！？」

受付嬢が急いで走ってくる。

「どうしたも何も何でFランクのクエスト紙の中にSランクのクエスト紙が入ってるんですか。これ、知らずに行ったら死ぬじゃないっすか。」

俺は早口でクエスト紙が入ってたことを受付嬢に言うと、受付嬢はすみませんでした。と言い、紙を持っていった。

「いや〜一回ぐらいやってみたいって思ったけど今のまま行ったら死にそうだからな。まぁ実力が付けば行けるんだけどな。」

俺はそう言ってFランクのクエスト紙に目をやった。