61話:「神域」の魔物!?
「へ?」
この魔法は、俺が独自に開発したものだから驚くのも無理はない。だが龍としてのプライドは少し持ってほしい・・・。
「あ、み〜っけ。」
「グリス!」
アルは、急いでグリスへ飛びより、グリスを縛ってる縄を切ろうとした。すると・・・
「待て!」
蒼空は、何も理解できていないが、自分の勘のまま叫んだ。だがそれは遅かったのだ。
パンッ
「え?」
アルが縄を切ると同時に、蒼空、アル、グリスの周りはとある魔物が操るツタに囲まれた。その魔物とは・・・「全てを手に入れた=世界王」だ。
「全てを手に入れた=世界王」は、この世界の理を超えるレベルの力を持っている。
「な・・・なんでこんなとこにこいつが・・・。」
「世界王」は前世の蒼空も挑み、負けた。実際、転生した理由の一つとも言えるだろう。
というかこいつは・・・この世界に唯一存在する、「神域」の魔物だ。
「あやつらが言っていた敵とは、お主らのことか・・・。そしてそこの紫髪。」
「・・・え?俺のこと?」
「世界王」が言う「紫髪」とは蒼空のことだ。(あんた以外紫髪いないから・・・。)
「あぁ。お前の魔力反応は、昔戦った魔法使いに似てるな。」
昔戦った魔法使い・・・って前世の俺!?
「あいつとの戦いはかなり楽しかったぞ。殺りごたえがあった。まぁ、トドメを刺す前に逃げられたが。」
やっぱり俺のことか・・・。てーかトドメ刺す気だったんだね・・・。
「そうなのか・・・?まぁ、その魔法使いと魔力反応が似ていても、実力は天と地の差があると思うが・・・。」
「まぁそうだろうな。お主はまだ魔法使いとしてもまだまだだからな。だが・・・いつかはあやつを超えるだろう。」
流石に、目が違うってのに前世の俺より弱かったら転生の意味がないんだよな・・・。まぁ絶対超えるからいいんだけど。
「そうだな。私の戦闘相手にはならないだろうが将来性を考えると育成するのは一つの手か・・・。」
ん?「世界王」が言った言葉を聞くと嫌な予感がするのだが・・・。
「よし、そこの紫髪。私が直々に鍛錬してやろう。」
「嫌な予感あってた〜。ってなんで俺を?『神域』なら俺より強いやつがうじゃうじゃいるだろ?」
「あやつらは弱い。まだあの魔法使いのほうがマシだった。」
え?「世界王」から「神域」の魔物より前世の俺が、強いって証明されたんだけど・・・?ってことは転生の意味なかった・・・?
いやいや、前世であの強さなら今の俺はどこまで伸びるんだ?それは試したいな。
「・・・そうですか。わかりましたよ。俺―新保 蒼空は今から『世界王』の弟子となります。」
「うむ。ところで後ろの龍二体は?」
「あぁ、こいつらは俺の仲間です。赤いほうがアル、黒いほうがグリスです。今は小さいけど、本家の姿はこれの数百倍ですよ。」
「ふむ。お主の仲間ということは、それなりに強いのか・・・?」
強いか?と言われると答えづらいんだよな・・・。実際、どっちも俺相手に降伏したからね・・・(笑)
「まぁまぁですね。でも少なくともSランク以上の強さはありますよ。流石に龍ですから。」
「そうか。ならその二体も私のもとで育成してやろう。そうすれば数百年後に『神域』の魔物と同じレベルの強さは手に入れられる。」
「世界王」は、そう言って消えた。そして森の奥から、一人の老人が現れた。
「まさか・・・人化?」
「あぁ。では行くぞ。」
パシッ
蒼空、アル、グリス、「世界王」はどこかへ飛んだ。
おはよう、こんにちは、こんばんは。
なんと「神域」の魔物に出会っちゃいました!
しかも前世で戦ったことがある魔物に・・・。
で、何故か鍛錬してもらえることに・・・?どうなるのか。
ってことで次回の話でまた会おう!ε≡≡ヘ( ´Д`)ノ




