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54話:洞窟から脱出!

蒼空が「未来予知」を使ってみると、今から約20分後のことまでわかった。元は数時間後までわかるのだが蒼空はその莫大な情報に理解が追いつかず、脳が死ぬ可能性を考え、約20分で止めた。

「ふぅ。このあとのことは大体理解した。そして20分後に俺達がここから出られることもわかった。」

「本当ですかい!?それで、光を捕まえるのならどうしたら・・・。」

「やり方は分かった。だからアルはあの光をめがけて数秒後に火球を撃ってみてくれ。」

「わかりやした。」

俺はアルにそれだけ伝えて、次に光が来るところで構え、アルが「火球」を撃った瞬間に俺は「捕獲ゲット」を発動した。すると光は俺の目の前に現れ、「捕獲」に捕まった。そしてその光は消え、俺の体は軽くなって、壁の一部が崩壊した。

「これは、外だ。しかもこの崖の反対側。これでグリスを追うことができる。それじゃあ行くぞ!」

「はい。」

俺とアルは急いで洞窟から飛び出した。そして「飛翔」でグリスが飛んでいった方向に向かった。

その頃のグリスは・・・

「ここが魔族がいる場所。確かに禍々しい魔力が放たれている。魔力量から見てこの中には数十体の魔族がいると考えていいだろう。これは蒼空を待つべきか、それとも先に攻めてある程度の戦力を削っておくか・・・。前の我なら強い相手を求め突っ込むだろうけど、今は違う。蒼空を待つか。」

グリスはそう言って、魔族がいる城から少し離れた場所で蒼空を待っていた。

・・・

「グリスはもう魔族の拠点らしきものを見つけたのかな。」

「何でそう思うのです?いや〜魔族ってチームで動くやつと単体で動くやつがいて、チームで動くやつは主に戦闘には出ない。出たとしてもその中でもある程度の戦力を持ったやつしか出ない。そしてさっき見たいな他のものを使うやつはたいてい弱い。」

「なるほど。つまりあの魔族は弱い。だから拠点に逃げたと。そしてそれを追いかけたグリスがそれを見つけたと。」

実際に魔族は弱いものと強いものに分かれる。強い方は龍の下位レベルの強さは持っている。だが、弱い方に至っては龍どころかBランクの魔物にも及ばない程に弱い。だから単体では動かず、仲間との連携を主に使い戦闘をすることが多い。だがそれは悪魔で魔族の中で弱くてもある程度戦えるやつのやり方。一番弱いやつはまず戦闘に出ない。

「ん?グリスが魔族の拠点を見つけたとしたらグリスが魔族に捕まるかもしれないのか。なら急がなければ。」

俺とアルは更にスピードを増し、グリスがいるところへと向かった。

おはよう、こんにちは、こんばんは。

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