48話:勇者vs蒼空
「とりあえず魔法だけの試合ね。それ以外使ったら即負け。じゃあスタート。」
彼女は自分の合図とともにいきなり最高位魔術を撃ってきた。
「早速か。まぁこれくらい避けれる。」
俺は右に体を動かすと目の前に火球があった。
「へぶっ!」
火球は蒼空の顔面に直撃した。
「あちゃ〜。こりゃもう負けか?」
ルイは彼女の勝利を確信したような感じである。だがその考えはすぐに消された。理由は蒼空は顔面に火球が当たる前に火球を吸い込んだのだ。
「はは。さすが勇者じゃん。逃げるところに攻撃を放つ。これは戦闘をしてないと思わないやり方だ。」
俺は彼女のやり方を褒める。
「そうか。でもこれはまだ序の口、準備運動ってとこだ。」
「やっぱり?じゃあ俺も!」
蒼空は火球を数十個一斉に放つと同時に「炎族系統最高位魔術:流星灯火」を放つ。
「ふぅ。」
彼女は数十個の火球を全て跳ね返し、その後「流星灯火」も消し去った。まぁ他の魔法で相殺したのだろうが。
「ちなみに君の名前は?」
「今聞くか?それ。まぁいい。僕はアルセリオ。アルって呼んでくれ。」
「アルか。俺のパーティーにもいるんだよな〜。それが。」
「なんか言ったか?」
「いやいや。何も言っていませんが?」
「じゃあ始めよう。」
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