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43話:まさかあいつの封印が解けるんなんて・・・

タッタッタ…

「あの〜さっきの犬がこのためって?」

「あぁ。さっきのはただここに放り込まれただけでアルや俺達を殺すために入れられていないと思うんだよ。じゃあ何で入れたのかと言うと前世の俺を外に出すためだったとしたらさっき前世の俺がいなかった理由と合うんだよ。」

「じゃあもしそうだとしたら地上が危ないんじゃ・・・。」

《だから我々は地上に向かってるんだ。》

「なるほど。」

俺達はこれからのことを離しながら上へと向かった。

一方その頃ガルスの方では・・・

「みなさ〜ん。こっちが避難場所です。冒険者の皆さんは戦闘の準備をしてくださ〜い。」

「「了解しました!」」「こっちが避難場所だぞ!」

街――ガルスは大暴走に向けて、準備をしている。これから大暴走よりもっとひどい災害が起きるとも知らずに…。

蒼空たちはダンジョンから出て、ガルスの街へ向かっていた。

「多分人が多い方に行くと思うから、ここらへんで人が多いガルスに向かうのが一番だと思うんだ。だからアル、ガルスのちょっと前まで龍で飛んでくれないか。」

「了解しやした!」

アルは久々の龍でテンションが上っているけどそれを無視してガルスへと飛び立った。

20分後・・・

俺達はアルでガルスに急いで飛んできたが、ガルスは大暴走の準備に入っている。特に事件とかも無く。

《さっきのはいないように見えますね。》

グリスが言うようにガルスの中には前世の俺がいるような気配は感じない。だが、ガルスより数十km離れたところでグリスの魔力を遥かに凌駕する魔力を感じた。

「これは・・・。」

「何でしょう。なんか禍々しい魔力を感じるんですけど。」

《我もだ。龍が持てる魔力量の2倍はあるぞ。》

蒼空はこの魔力に覚えがあった。前世の俺ではなく、前世の俺が封印した魔物の魔力だ。それは世界最強の強さを持つあの「神の力を授かった龍」よりも何億倍にも強く、当時の俺が封印するのがやっとだった魔物だ。

「まさか前世の俺もあいつの封印が解けそうだと知ってて外に出たんじゃ・・・。」

俺はまず封印した魔物――ドルガ・リータ(略ドルタ)を再度封印するためにドルタが封印されているところに向かった。

おはよう、こんにちは、こんばんは。

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