37話:グリスと会話中
「なぁお前が俺達の言語を話せるってことはあいつも話せんのか?」
「どうでしょうね。アイツのことはよく知らないんで。」
「そうか。じゃあ試しに行くか。」
俺はグリスの方へ近づきに言った。
《お前もまた私を殺そうとしに来たのか。》
なんかアルのときも同じことを言われたような。
「いや、違うぞ。俺は簡単に言うとお前の傷を治しに来たんだ。だから敵ではない。」
《我を殺そうとしたものは全て敵ではないと言ってから襲いかかってきた。そんな言葉信じる気はない。そして今すぐ我の前から即刻いなくなれ。もし居なくならないのなら排除する。》
グリスは俺の方を見て、目をつぶった。
「え?」
俺はグリスの取った行動を見て、驚いた。
「どうしたお前。さっきの威厳はどこに。」
《ん?目をつぶった理由か?そりゃお前と戦っても勝てると思わなかったからな。それとお前の言葉に嘘は無いと判断した。だから我の傷を治してくれ。》
「わかった。じゃあ大人しくしてくれよ。」
俺はそう言って「極位回復」をグリスに掛けた。すると無数の傷が嘘のように消えていった。
《おぉ、確かに治っておる。礼を言う。そしてお前の後ろにいるのはアルバリスじゃないか?お前、人間の仲間になったんか。まぁこいつの実力にひれ伏したんだろうが。ハハッ!》
アルはグリスに言われて出てきた。
《わかりやしたか。まぁ俺達の中でも最強の強さを持つ、あなたでもひれ伏しましたからね。俺がまともに戦って勝てると思いませんよ。》
《そうだな。だけどお前矜持は無いのか?龍としての。》
《ありましたけど、そんなこと気にしてたら長いですよ。だからやるならやるってことにしてる。》
アルとグリスは笑いながら龍語で話している。
「で、グリスはこの後どうすんだ?一応傷は全部治ってると思うが。」
《そうだな。じゃあアルバリスと同じくお前の仲間になるか。》
「「え!?」」
俺とアルの声が重なった。確かにアルも同じことをしていたがアルよりも強い龍が仲間になるなんて・・・。
「まぁお前がいいなら俺達はなんとも言わないが。てかアルに言ってた矜持はお前も無いのか?」
《しょうがない。このままこの山にいたところで、暇だからな。》
「そうか。ではよろしく頼む。」
《我もだ。よろしく頼む。アルバリスもな。》
「はい。」
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