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27話:過去の記憶

「てか大暴走ってどこで発生すんの?」

俺は走りながらアルに聞いた。

「大抵はダンジョンからですが、過去に一回だけダンジョンも無いところから発生したことがあります。その原因は今でもわかっていません。まぁ数十年前の話ですけどね。」

「数十年前って・・・。ん?数十年前のその大暴走、俺いたぞ。だって前代未聞の大暴走って言ってたから戦闘に参加しつつ、原因を探ってたもん。確か原因が魔王の魔力だったかな。その場で大昔魔王が勇者率いるパーティーに敗れてその場に魔力を全て注ぎ込み死んだとかなんとか。で、そのときの魔力があのときに放たれて、そこを中心に直径2~30kmにいた魔物・魔獣を集まって、そのまま街の方へ襲っていったんだ。」

俺は懐かしそうに話しだした。俺は確かにその時の大暴走にいた。ん?なら何で大暴走について知らないんだ?不思議だ。まぁいいか。

「てかその大暴走について調べたんですよね。なら何で学会に発表しないんですか。発表したら歴史に名を残すかもしれないんですよ?なのに何で。」

「まぁ俺はただ興味本位で調べただけだし、更に特別な機械もないから正確には測れていないんだよ。なのに学会に発表するのはちょっと俺の研究者としての矜持プライドが許さないんだよな。」

「矜持・・・ですか。てか何で調べられたんです?だって数十年も経ってんのに未だ、原因がわかってないんですよ?」

「それは俺の研究歴の差でしょ。俺は研究歴は前世だけで数万年はあるぞ。」

「数万年?あなたって今何歳です?」

アルは俺に驚きながら聞いてきた。

「まぁ前世を含むと数万歳ちょっとかな。」

「前世を含むって、まさか転生しました?それなら見た目との差がわかりますが。てかあなたって、まさかソラって言う名前を知りません?確か、シンボ ソラって言いましたかな。」

「知ってるも何も俺だぞ、多分。」

「そう・・・ですか。・・・えええええええええええええええええ!?あっあなたがシンボソラさん?」

何に驚いたんだ。どこにでもありそうな名前じゃないか。しかも受付嬢のカルナですら驚いてないんだから。

「お前は何に驚いたんだ。」

「ふぅ。我々龍の世界ではあなたが一番恐れられてて、一日に数十匹の反応が無くなった事があって、それをやった人物があなたなんですよ。」

・・・ん〜。あったかな?そんなこと。でも前世では一応計数百匹の龍は殺してるはず。まぁ実験材料の欲しさが原因だけど。

「ふ〜ん。でも、そんな記憶無いんだよな。あるのは確か、『東神龍』、『西神龍』、『南神龍』、『北神龍』と一斉に戦ったときぐらいなんだよな。だからそんな記憶が無いんだよ。」

「え?その龍は我々の中で、最高攻撃力を持つ四大神龍じゃないですか。そんなものと一斉に戦うなんて。で、その後どうなったんですか?」

「まぁ他の龍よりもそこそこ強かったけど、ほぼ圧勝だったな。まぁ攻撃を交わしては他のやつにあててみたいな戦い方だった気がするが。」

「う〜わ。ウザっ。」

「「はっ!」」

途中から知らない声が聞こえたので振り向くとそこには、ある人物がいた。それは・・・。

おはよう、こんにちは、こんばんは。

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