22話:戦争兵器
「これは・・・ただの刀か?見た感じはそうだけど。」
俺は風神カムラの刀を見ている。
《私が見るには、ものすごい魔力を感じますが。》
俺の隣で飛んでいるちっちゃいドラゴンがそう言った。こいつの名前は火炎龍アルバリス、通称「アル」だ。
「魔力が感じられるか。ってことはデュラハン(正式にはウンディーラ)の剣と同じように魔術を放てるのか?」
俺はそう言って刀を振ってみた。すると何も出ていなかったのに木とかが2~30本ほど斬れた。
「ガチか。この刀はチート級の強さだぞ?まぁ雑魚にはな。だから強いやつにあててみるとどうなるか実験したいな。」
俺は一瞬アルにやろうと思ったがアルの後ろに見える山からものすごい魔力を感じた。
《気づきましたか。アレの存在に。》
アルは山の方を見てそう言った。
「お前はアレが何なのかを知っているのか?」
《はい。アレは数百年前にこの国の錬金術師100人ほどで開発した、戦争兵器・・・ディガイン。それは動かしたら最後。一つの国を破壊します。》
「まじか。でも今は動いてないんだろ?それなら大丈夫だろ。」
《一応動いてはいないです。でも、さっきのカムラみたいに我々に危害を加えるものが魔力を流せば、動き出し、国を滅ぼします。》
「ん?ちょい待て。今の話を聞くと魔力を流すと動くってことだろ?でも今は動いていない。ここまでいいだろ。」
俺は不思議に思ったことをアルに聞く。
「でも動いていないのに魔力を感じることあるか?」
《それは・・・あぁそういうことですか。確かにそうですね。つまり。》
「《急げ〜!》」
俺とアルは山の方へ走っていった。
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