74話 主人公は無自覚敏感系
いつも読んでくれてありがとうございます。
今回で3章は終わりになります。後書きに詳細を書いています。よろしければ最後までお読みくださいm(_ _)m
「で、デートぉぉぉぉ!?」
イサギくんと梅ノ木先輩と3人で…
「その反応は…なるほど、嫌だったということですね」
「イサギくん、本当に感情の機微に敏感なの?今の反応見たらわかるよね?」
驚いてただけなのに!
「あはは、少し意地悪しただけですよ。でも都合が合わなさそうだったら断ってくださいね」
やっぱり笑ってるところ可愛いな。こういうところは年相応って感じがする。
「う、うん。わかった」
「まぁ、その場合は梅ノ木先生と俺、教師と生徒の2人きり温泉旅になっちゃいますね。この旅、何かが起こること間違いなし!?ってナレーションをつけてもらいたいです」
「絶対予定空けるから!!!」
むぅ…イサギくん、ニヤニヤしてる。結構意地悪なんだなぁ…もっとそういうところ見せてくれたらいいのにな…
ってちょっと待って。温泉旅行って言った?旅行?
「温泉旅行なの?」
「温泉旅行ですよ」
「泊まりがけの?」
「1泊2日の予定です」
「そ、そうなんだ」
えっ、待って、3人でお泊まりデート!?こういうのって高校生がやるものなんじゃないの!?教師2人と生徒1人なんてカオスすぎるよ!ドロドロしてるよ!!
「なにか心配ですか?あ、俺、夏原先生が懸念してることわかっちゃいました」
「特にないけど…何かに気付いたの?」
「俺から手を出すことは絶対にないので安心してください!」
「そ、そんなこと心配してないよ!」
「あー、じゃあ、あれですね。ちゃんと男女別ですよ。混浴もあるみたいですけど」
「そ、そんなの当然でしょ!」
混浴もあるの!?それは…迷うかも…
「風呂は別でも部屋は一緒ですからね。そこは我慢してください」
「へっ?」
部屋は一緒なの?だから俺から手を出すことはないって言ってたの?そ、それは緊張するかも…
「んじゃ詳細は後日連絡しますね」
「あ、うん。誘ってくれて…ありがと…」
なんか恋する女子高生みたいになっちゃった…!恥ずかしい…!イサギくん、ひいてない!?ひいてほしくない!
「やっぱりかわいいなぁ」
「ふぇ?」
「またな、詩」
タメ口と呼び捨てして頭撫でてから行っちゃった…
生徒に助けられて、逆にお礼言われて、(泊まりがけの)デートに誘われて…タメ口で話して、呼び捨てされて、頭撫でられて…私、チョロすぎじゃないかな…
いや私がチョロいわけじゃなくて…君がズルいんだ。
「ほんとにいじわる…ばか…」
命の恩人を、自分の受け持っている生徒を、好きな人を、ばか呼ばわりなんてひどい女だな…私って。
夏原先生は24歳です。ちなみに梅ノ木先生は25歳。2人は高校と大学が同じ(設定)です。
次話は6時更新ですが3章の新規登場人物紹介ページを投稿します。裏話付きです。
新規登場人物紹介の次の投稿から3.5章に入ります。
只今執筆中ですのでお楽しみにお待ちくださいm(_ _)m




