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72話 イサギ、ざまぁを避けてたのに身内にざまぁされる

ここからラブをコメでコーティングしながらお送りします。作品へのラブをコメで送ってくれてもいいんですよ?

「潔くん?どういうことかしらぁ?ふふふふふ」


「次男坊はあれくらい年上が好みだったか!そうかそうか!ガッハッハッ!こりゃ瑠璃じゃ無理そうだな!!」


「うぅ…潔くん…ひどいよ…」


「ひどいもなにも告白すらされてないからね?されても承諾しないけどね?あと、紅花さん、すっげぇこわいです。後ろに鬼やら幽霊やらが見えます。え、なに、陰陽師?死霊術師?」


「潔くん、話が見えませんが、どういうことですか?先程うちの光を貰ってくれると言っていたではありませんか!勇さん!当主決議をしましょう!ええ!そうしましょう!!」


「早まるなよ、白光…とりあえず梅ノ木先生の言い分を聞こう。その後は愚息の生死を運命に委ねよう」


「絶対死罪だよね?もしくはドレイになっちゃうよね?軟禁されるよね??危険なオモチャにされちゃうよね???」


『イサギくん!さっき私にくれた()()ってそういうことよね!?』


「ん?あぁ、そういうことですよ?」


「どれ?」「見せてよ、センセー」


 梅ノ木先生が何を受け取ったのか、興味津々な生徒たちは寄ってたかって確認しに行った。


「え、コレって…」


「イサギくんって意外と積極的なんだね」


「なんで私にくれなかったの?」


 この時潔は生徒たちが何を言ってるのかさっぱりわからなかった。なぜなら梅ノ木先生に渡したのが退学届だったからだ。


 …だったはずだった。


「はぁ?俺が梅ちゃんに渡したのは退学…」


 何か話が拗れていると思い弁明しようとしたら零が口を挟んできた。


「退学届じゃないぞ」


「なんでお前が知って…は?じゃあ、俺は何を渡したんだ?」


「温泉旅行のペアチケットだぞ」


「…どゆこと?」


「貴様は退学届を尻のポケットから取り出して渡した…つもりになっていたんだ。忍を舐めるなよ、愚兄。お前が渡そうとしてたのはここにある」


「はぁぁぁ!?!?!?何やってくれてんだ、てめぇ!」


「こんなに言い寄る女がいるんだからいい加減女嫌いを治した方がいいんじゃないか?」


 少し考えた後に振りかぶった拳をおろし溜息をついた。


「はぁ…お前の言いたいことはわかったし、言い分ももっともだと思う。渡しちまったもんは仕方ない…不本意だし乗り気じゃないけどわかったよ…」


「めちゃくちゃ嫌々だな…」


『ほ、ほんとに!?()()()!』


「いや、それは飛びすぎだろ」


「ちょっと待った!生徒と教師の付き合いなんて認められるわけが…!」


 瑠璃が異議を申し立てたが潔も同じ考えだった。しかし、気づいてしまったのだ。


「俺もそう思ったんだけどさ…考えてみてよ。この学校の校風って…」


 《自由(フリーダム)》、責任が取れるなら何をしても良いという校風である。言わずもがな法に抵触しなければ、だ。


「恋愛も自由…ということか…くっ…うう…うえぇん」


 瑠璃が膝から崩れ落ち涙をぽろぽろ流し始めたため、天人が背中を撫で慰めていた。


「お前はよくやった。だから()2()()()()()()()


「現代の日本では重婚は禁止だぞ?あと、俺はまだ結婚しねぇし、梅ちゃんと付き合うわけじゃないからな」


『えっ!違うの!?』


「はぁ…これだから女は自分勝手で…」


 ブツブツグチグチと潔にしてはらしくないことを1人で呟き始めてしまった。


「あーあー、ウナギっちの女嫌いが始まっちまった、もうヤメテクレー」


「そもそも告白されてないだろうが!!あとウナギっちって言うな!」


「そもそも《告白恐怖症》だろうが!!」


「それもそうだな。忘れてた」


「忘れるくらいならもう治ってるんじゃないか?」


「…それはないんじゃないか?()()()()()()()


イサギ…余裕ぶっこいてカッコつけてたのにダサッw

なんて言わないでください!私も思ってるんですから!


次話18時更新です!

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