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70話 一目惚れ未経験なので恋愛感情がどんなものかわかりません!

このタイトルは久々のラブコメ展開かっ…!?

「急にシリアスになったかと思ったら違うのかよ」


「俺がシリアスになった時あるっけ?」


「「「ない」」」


 家族全員の意見が一致したということはそういうことだろう。


「ふふふ、私もお腹が空きましたわぁ」


「そういえばそうだな」


「ワシもじゃ!ガッハッハッ!」


「潔くんのお弁当楽しみですわ、おほほ」


「大人が揃いも揃って…やれやれ…ってちょっと待て」


 重い腰をあげて立ち上がったかと思ったら穏和な目を鋭く細めて体育館の端っこを見た。


()()()はどうすんの?」


「…誰のことだ、愚兄」


「なるほど、そういうことか…」


 零は潔の考えていることに気づかなかったが海は気づいたようだ。言わずもがな、他の生徒、教師陣もなんの事かさっぱりという様子だった。


「お前らだろ、体育祭の情報を流したのって。1()()C()()()()()3()()


「C組?じゃあ、イサギっちに不満を持ってたんじゃなくて…」


「撫子に不満を持ってたんだろ。母さん…じゃなくて校長、どうするんですか?」


「ふむ、まずは言い訳を聞かせてもらおうかな。潔の勘が外れている可能性もある」


「生まれてこのかた、俺の勘が外れたことなんて1回もなかったろ…」


「わ、私たちはそんなことしてません!」


「あんな怖い人に情報を売るなんて出来るわけないじゃないですか!」


「正直に話した方が身のためだぞ、ほんとに情報を流してないんだな?」


「あ、あのっ!」


 否定する生徒2人に最終勧告していたら疑いをかけられたもう1人の生徒が声をあげた。彼女は純白そのもののような生徒たまった。背は160cmくらいだろうか。とても綺麗な目をしている。


「私が…やりました…」


 彼女の容姿に見惚れていたが、すぐに現実に引き戻された。


「君は?」


「1年C組…梔子 雅(くちなし みやび)…です」


「君だけが流したの?」


「は、はい。そうです…彼女達は関係ないです」


「そっか」


「だから、私だけを処分してください!お願いします!」


「校長、どうすんだ?」


「ここはお前に一任する」


「いいのか?」


「任せた。私たちは昼食の準備をするぞ」


「「了解」」


 海と零も他の生徒や教師と昼食を摂るようだ。昼食の準備に向かう前に海が潔に耳打ちをした。


「潔、その子、ずっと謝りたかったみたいだぞ」


「うーん…ちょっと場所を変えようか」


「は、はい…」


 ~屋上~

 潔と雅は体育館を離れて屋上に向かった。安全上、常に開放されているわけではないので特別に許可を得た。


「ふぅ、今日はいろいろあったなぁ」


「あ、あの、私、ずっと、謝りたくて!撫子さんを嵌めるようなことをしてすみませんでした!」


「それって俺に言うことなのか?」


「疚無さんも巻き込んでしまいましたので…」


「なんでそんなことをしたのか今更聞くつもりはない。ただ…俺から1つ言わせてくれ」


「は、はい…」


「この学校の生徒が情報を流せるように仕組んだのは俺だ。君が謝る必要はない」


「ど、どういうことですか?」


「この1ヶ月、弟と兄には音女高校で一般人参加型の体育祭を開催するという情報を表も裏も関係なく流してもらっていた。グズマ先生が暴走したのは嬉しい誤算だった。あの場面で俺が本気の一端を見せて生徒に()()()()()()()()()。その後すぐに撫子との同棲を公表して不満を募らせる。そしたらあとは簡単。生徒は自分の恨みや妬みを発散させ撫子を貶めるために情報をリークし流す。そして、アイツらを釣る…1歩間違えれば死人が出るレベルの危ない橋渡りだったよ」


 雅を見ると汗だくだったのでハンカチで拭ってあげた。


「大丈夫か?」


「ありがとうございます…大丈夫…と言えば嘘になるかもしれません…」


「あはははは、そうだろうな。俺、結構恐いだろ?」


「なんでそんなに回りくどいことしたんですか?」


「そうしないとアイツらに気づかれる可能性があったからな。この問題は早めに解決しないといけなかったんだ。じゃないとここの生徒だけじゃなくこの街の人々まで巻き込まれていた。まぁ、撫子を救ってやりたかったのが1番だけどな。でも、結局こわい目にあわせてしまったのは申し訳なく思ってるよ。だから、この件はお互い様ってことになるかな」


 早口で説明し、半ば強引に和解に持っていった。


「そうなんですね、わかりました。ところで、日出草さんのこと、大好きなんですね…」


「大好きだぞ。でも恋愛対象としては見れない。いや、見れなくなった」


「というと?」


「撫子は俺の義妹になったからな」


「えっ!?」


「だから日出草家はもうなくなったんだ。俺も撫子も名前で呼んでくれよな、()


「は、はい…」


「同級生なんだから緊張しなくてよくないか?呼び捨てでもいいぞ。タメ口でもいいし」


「で、では、よろしくね、イサギくん」


 雅の笑顔は可愛いを遥かに凌駕していた。


「お、おう…」


(これが…一目惚れか!?)


※この小説は主人公最強無自覚無双ハーレム系ではありません。少し非現実的だけど作者は現実に寄せたいと思っているラブコメです。ちなみに作者は恋愛経験がないのでヒロインの設定にやや願望が表れることがありますのでご注意ください。


これを小説情報に書けばよかった…


一応今回で3章のメインストーリーは終わりです。

次回から3.5章(ラブコメ多め、ヒロイン視点多め)に繋がるストーリーを展開していく予定です。


次話は4時更新です!

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