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68話 イサギくんはイカレすぎ?

最近一人称視点で書いてない気がする。

「長いので簡単にまとめますね。1回しか言わないのでよく聞いてください」


「疚無くん?いくら命の恩人でも悪い教師の真似をするのはどうかと思うの」


「はいはい、話しまっせー、簡単に言うと今回のことは全部俺が仕組みました」


「「はぁ!?」」


「だから、こわい目にあわせて本当に申し訳ないです。すみませんでした」


 潔は生徒全員と教師2人が困惑する間も与えずに深々と頭を下げた。


「どういうこと!?詳しく説明してください!」


「…名前は出しませんが俺は1人の女の子を悪の手先から救うべくコイツらを誘き出したんです。ただの俺の自己満足なので石をぶつけるなら俺1人にしてください」


 若干厨二表現を含んでいたが目は真剣そのものだった。


「ちょっと、イサギっち!」


 声をあげた撫子を片手で庇うように止めた。


「いいから、これは俺がやりたくてやったことだから。それに体育祭準備期間中もお前には迷惑かけたから」


「そ、それは…」


「ということなので、梅ノ木先生、これを受け取ってください」


 体操服の後ろのポケットから出されたのは2枚の紙だった。


「えっ?これって…!?」


「どうしたんですか、先輩」


「これを私に渡されても困るわ、疚無くん!」


「勝ち逃げです」


 ニヤリと笑い、舌をペロッと出して梅ノ木先生にウインクした。


「おい、さすがに聞いてないぞ」


「いくら家族でも隠したいことくらいあるだろ?」


「母上は今回の作戦の賛同者だが、それはさすがに母上が許さないだろ…」


「校長である母さんを巻き込むわけにはいかないってこった。あと、俺は疚無家を出ようと思う」


「は?さすがに愚兄が過ぎるぞ」


「ということで!すみませんっしたっ!!」


 再度深々と頭を下げる潔…だったが、なかなか頭を上げない。


「い、イサギっち?」


「潔くん?」


「疚無くん?謝罪が長すぎないかしら?」


「………」


 返事がない。ただの屍になってしまったのか?と思っていた零は潔の近くに駆け寄った。


「あっ、寝てるわ」


「「「はぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!?」」」


「謝る気がないの!?」


「死んだ方がいいんじゃない?」


 立ったまま眠る潔に罵詈雑言の嵐が巻き起こったが、起きる気配はない。


 ―キリキリキリ


 零は愚行に愚行を重ねる兄を見かねたのか至近距離で弓を引いた。


「ふぁっ、俺、寝てた?」


「チッ…」


 ―ヒュンッ


 ―ドスッ


「おい!なぜ撃った!?」


「ムカついたから」


「前から思ってたけどお前、ちょいちょい殺気飛ばしたり命狙ったりしてるけど何なの?」


「そんなことより体育祭前に渡したアレ、飲んだのか?」


 兄に殺意を向けている件をそんなこと呼ばわりするとは最低な弟だ。


「んあ?あー、ドラッグ?飲んだ飲んだ。あれのおかげで頭スッキリだったわー」


「普通に錠剤って言わねぇと危険なヤツに聞こえるだろ」


「えーっと、疚無くん?大丈夫なのかしら?いろいろと」


「梅ちゃん!だいじょーぶい!ちゃんと海外のやつだから!」


「それを聞くと一層心配になるのだけれど…」


「ちゃんと覚醒……起きれるようになるアレだから!」


「言い方変えただけだよね?意味は同じだよね?」


「あとで診断書出すから大丈夫だよ〜」


「なんかテンションおかしくない?大丈夫なの?」


「…さてと、撫子!てっしゅー!」


「えっ、いいの?」


「後片付けは任せましたぞ!大佐!」


 ビシッと敬礼すると海が倒れた男とグズマの屍を踏み越えて…避けてきた。


「誰が大佐だ。お兄様と呼べ。あともうちょい起きてろ」


「あいあいさー…」





いつも読んでくれてありがとうございます。


閑話のみで構成する3.5章は一人称視点(主に女性視点)を多めにしようかなと思います。


((ただ女性目線が難しい…


次回は16時更新です。

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