64話 最近15歳未満に見せられなさそうな表現が多くて自分でも引いてます
闘いはクライマックスへ…とでも書いておきますか
潔、撫子、零がテロリストの主犯格である蓬 丹治と交戦してる頃…他の生徒や教師は体育館に向かっていた。生徒は当然パニックになり、教師らも内心落ち着いてはいられなかった。
「先生!なんなんですか、あの人たちは!」
「私たちにもわかりません!ですが、体育館に避難するように指示が出ています!」
「みんな!体育館に行くんだ!」
このような状況でも冷静に生徒全員に声をかけられるのは生徒会長の強みだった。だが、生徒会長の織部 和は体育館に着いてすぐに後悔した。「もっと、前から冷静になるべきだった」と。
体育館の大扉が重そうな音を立てて閉められた。
「全員避難は終えたようです!」
生徒会長と教師らが安否確認をしていた時だった。
『そいつぁ、ご苦労なこった』『誘導してくれてありがとよ』
大扉の方から複数の男女の下卑た笑い声が聞こえた。
「なっ…!?誰だ…!?」
『おいおい、つい先日までここにいたというのにもう忘れたのか?生徒会長サマ』
「ぐ、グズマ先生!?どうしてここに!?」
先日体力テスト中に暴走し生徒を命の危険に晒した元教師がその中にいた。
『疚無 潔に不満を持つ生徒が情報をリークしてくれたのさ。ご苦労さん』
「ひっ…!あ、あの人たちって…!!」
突然怯えだした生徒たちがいた。立花葵と向日葵の双子姉妹だ。彼女らは今にも泣き出しそうだった。
『あれぇ、君ら、ここの生徒だったんだねぇ』
『この前の続きしようZE☆』
この独特な話し方ですぐにわかった。あの時絡んできたナンパ男たちだと。
「ひ、向日葵…」「お姉ちゃん…」
『待て、クズ共、先に私にやらせろ』
『ここにいるの全員クズだしなぁ…』
『そうだな…前から気に食わなかった軟弱教師がいた。そいつを嬲るか。殺さない程度にな』
『へぇ、おもしれぇ、どいつなんだ?』
『夏原 詩、私はお前が気に入らない。どうして貴様のような小さくて影の薄いゴミが副担任などというポジションにいる?指揮する校長も校長だが、もっと気に食わないのは主担任の梅ノ木 桃、貴様だ。どうせ、顔と体で成り上がったゴミだろう』
「わ、わたしは悪く言われてもいいです…で、でも梅ノ木先輩を悪く言うのはやめてください!せ、先輩は、ひとりぼっちの私をこの道に誘ってくれたんです…わ、私は小さくて影が薄くてなんの役にも立てないかもしれません!」
夏原の膝は笑い、声は途切れ途切れで震えていた。
「そんなことないわ、詩。自分を卑下しなくてもいいの。詩はいつも私のサポートをしてくれているじゃない。頼りにしてるわよ、これからもね」
「せ、先輩…」
梅ノ木は夏原の肩を叩きウインクし励ました。
『さっきから気持ちわりぃんだよ、教師同士の青春とか誰得なんだよ!お前らやっちまえ!生徒の前で辱めちまえ!』
『俺、あの小さい子好みだな、お前どっちとヤる?』
『俺はこの前逃した生徒だな。気の強そうな方が好みだわ』
『げっ、お前らロリコンかよ。あのモデル体型…食べ頃だぜ』
クズ…否、ゲステロリストの残党が生徒と教師をじわじわと追い詰めていた。
「楽しそうな話してるな。混ぜてくれよ」
低く冷たい声と大扉を蹴り破る重い音が体育館に響いた。
次話は15時更新予定です。




