6話 人生がなかなか正しいほうに進まないのは二次元も同じ
閑話の流れはわざと書いてません。
重複した文章、流れを改めて書くと読者よりも自分が混乱してしまうからです。読みにくかったら申し訳ないです。
俺は…目立ちたくない。目立ちたくないなら何故この学校に入学したんだ?と疑問を持つ者がいると思う。入学前は俺以外に男子がいると思っていたんだ。その男子を陽キャとして持ち上げて、俺は陰キャとしてひっそり学校生活を送れば目立つことはない…そのような算段だった。そんな浅はかな算段も校長もとい実の母によって打ち砕かれてしまった…
そして、俺は登校時も下校時もジロジロあるいはチラチラ値踏みするような目で見られている…気がする。
「はぁ…どうして、こんなことになったんだか…」
俺はボソッと呟いた。
「とりあえず話しかけられるまで話さないようにしよう。うん、それがいい」
過去のトラウマを乗り越えるために春休み中に人と関わらないように生きる方法を模索した結果…俺は攻略本を入手した。そう!ラノベである!このラノベというのはなかなかどうして画期的なものなんだ!人生の攻略法がしっかりと書いてあるではないか!これからはラノベを参考にしてトラブルを避けていくんだ!
まぁ、皮肉にもラノベと似たような展開に陥ってしまったんだが…ラノベと同じでうまくいかないもんだ…
と、俺はまた溜息をついた。
過去のトラウマ編はもう少し後に書く予定です。
もう少し後に書くことで読み手が前話を読み直してくれるかなぁって考えてるからです。