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43話 やっとこさタイトル回収です(?)

キャラがブレすぎっていうタイトルの回収になります。

キャラがブレすぎっていう部分の回収です。

 剣道場は体育館のメインフロアの奥にある。女子だけとはいえ、しっかり剣道部はあるみたいだし剣道部顧問は社会人の部で入賞する実力者だとか。


 そんな剣道部員が俺に果たし状を書いて寄こしたんだが、日時くらい書いてほしかった…


「たのもー…っていう入り方で良いのかな」


 道場に入ると待っていたぞと言わんばかりの女子が竹刀と面を横に置いて正座していた…というより目を瞑っていたので瞑想していた、といった方が正しいのだろうか。そして数秒後、カッと目を見開いた。すごくこわい。


「待っていたぞッ!!疚無 潔ッ!!」

「お待たせしてすみませんでした」

「あ、いや、あの、待っていたと言っても10分くらいだからそんなに丁寧に謝らなくていいからな」


 すごく慌てふためいているのがちょっと可愛い。


「それで僕に何か用事があったんですか?」

「うむッ!貴殿がかなりの実力者と聞いて手合わせをしたくなったのだッ!」

「誰から聞いたのかわかりませんが、僕、スポーツはできないです…」

「とぼけるなッ!貴殿はグズマ教諭を打ち倒したのだろう?」

「それはそうですが、剣道はできませんよ?」

「な、なんだと…!?」

「できませんって。グズマ先生のことは腹を1発殴っただけですから。武器は使ってないです」


 明らかに落ち込んでいるようだ…さっきまでの勢いがない…


「なんでそんなに闘いたいんですか?」

「私は…私は…私より強い剣術の持ち主に更なる高みへと連れて行って頂きたいのだ!!」

「へー、じゃあ、僕、そろそろ帰りますね」

「ま、待てッ!手を挙げてそこに座れ!従わなければ打つぞ!」


 なんで犯罪者が投降する時みたいになっているのだろうか。俺は呼ばれたから来ただけなのに。


「なんでですか?」

「お前は私を失望させた!それが許せん!」


 貴殿からお前に変わっちゃってるし…敬う心を失ってしまったらしい。


「勝手に期待したのはあなたですよ?」

「あなたとはなんだ!私にはしっかり名前がある!」


(めんどくせぇ、2年生めんどくせぇ、煽るか)


「あなたの期待に応えられなくてすみませんでした。僕がわるーござんした。ほな、さいならー」

「貴様ッ…!私を愚弄するか…!!いいだろう、その挑発受けて立つ…!!」


 竹刀を手に持ち立ち上がり…斬りかかって…?


 ―ダーン!!!!


 斬りかかる前に思い切り転んだ。たぶん、足が痺れていたのだろう。


「………」

「………」

「だ、大丈夫…ですか」

「…っ」

「へ?」

「うぇぇぇぇぇぇん!またやっちゃったよぉぉぉぉ!!!」


 さっきまで鬼気迫る表情をしていたのに何故か泣き始めてしまった。


(こ、これは、ある意味めんどくさい…)


「この先輩………キャラ、ブレすぎ!!」

ね?キャラがブレすぎっていう部分の回収だったでしょ?イサギくんのキャラなんて言ってないから!


ちなみに何故この先輩が2年生であることがわかるかというと、音女高校の生徒は学校指定の上履きを履いていて1年生は緑のライン、2年生は赤のライン、3年生は黄のラインが靴に入っているのでそれで判別できたんです。以前登場した名無し金髪ツインテドリル先輩のこともそうやって判別してました。


次話はキャラブレ剣道先輩の名前が判明します!花言葉が超カッコイイです!

7時更新予定です!


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