42話 女子も男子も弱点は耳なのでは?
作者の弱点は耳、脇、首筋、足裏、腕など…とにかくボディタッチをしてくる人、スキンシップの激しい人は苦手です!だからいろんな経験がないんでしょうね…(´⌒`。)グスン
―ガラッ
「イサギっち、いる!?」
「おー、撫子、そんなに慌ててどうしたんだ?」
撫子は急いできたのか汗だくになりながら勢いよく保健室のドアを開けた。そして涙目になってこっちを見ている。全く感情表現の激しいやつだな。まぁ、そういうところが可愛いんだが。
「どうしたんだ?じゃないよ!もう!心配したんだから!」
「あはは、そりゃ悪いことしたな」
「それで…この人は誰なの?」
涙目になったかと思ったら急に怒り、そしてジロッと横目で瑠璃先輩を見る。
「この人は3年E組の唐草 瑠璃先輩だよ。瑠璃先輩、こいつは日出草 撫子。家族です」
「よろしくね、撫子さん」
俺がお互いの紹介をすると瑠璃先輩は夜の女性のハートを撃ち抜く王子様スマイルで握手を求めた。
「よ、よろしくお願いします、唐草先輩…」
撫子は緊張してるのか素直になれないのかわからないが、渋々握手に応じた。
「「………」」
「どうしたんだ?2人とも黙って」
「潔くん、今、撫子さんのことを、なんて紹介したんだい?」
「今、私の事、なんて言ったの?」
「ん?家族って…あ、ごめん。これはまだ言っちゃダメなやつだった。2人とも忘れてくれると嬉しいなぁ」
「「どういうこと!?!?」」
「そんなことより、昼休み終わりますけどいいんですか?」
「「昼休みが終わるのなんてどうでもいいよっ!!」」
「いや、よくないでしょ。とりあえず今俺が口を滑らせたことは体育祭まで忘れてください」
「体育祭までってどういう…」
「忘れてくださいね」
「「りょ、了解…」」
ニコッ(圧)と笑顔を見せたら2人とも分かってくれたみたいだ。よきよき。
「イサギっち、今日はもう授業出ないの?」
「うん、これからしばらく学校には来ないよ。リモートで授業受けようかなって考えてる」
「え!?潔くん、学校来なくなっちゃうの…?」
王子様が捨てられた子犬みたいな目で見てくるのはなんとも言えない気持ちになる。
「イサギっち、何かあったの?」
「いや、それがかくかくしかじかで…」
さっき瑠璃先輩に話したことをザックリ説明したら撫子はすぐに状況を察してくれた。さすが家族だ。俺の目に狂いはなかった。
「なるほどね」
「ところで、撫子は教室で嫌がらせされなかったか?」
「そこまで酷くはなかったけど陰口はあったかな…」
「そっか。辛いならお前もリモートにするか?一緒に受けられるしさ」
「イサギっちと一緒に授業…!」
学校に来たくないという共通の話題で皮肉にも盛り上がっていると瑠璃先輩が頭にハテナを浮かべていた。
「ちょっと待ってくれ、一緒にリモートとはどういうことだ?一緒に住んでるわけでもあるまいし」
「「いえ、一緒に住んでますよ」」
「は?そ、それは潔くんの家族もいるのだろう?」
「「いえ、2人暮らしです」」
「一軒家に??」
「「極狭アパートに」」
「…………」
思考が停止してしまったようだ。俺と撫子が同棲しているという情報はさほど広まっていないようだ。
「ねぇ、イサギっち、瑠璃先輩、固まっちゃったよ」
「ふむ…あ、俺ならどうにかできる」
「ほんと!?」
俺は瑠璃先輩の耳元で囁いた。
「瑠璃、いつでも家に来ていいんだぞ」
「ひゃうん!いいいいいい潔きゅん!?いきなりなななななにを!?」
「さっき住所教えたし暇な時とか学校帰りとか寄ってください」
瑠璃先輩は我に返り耳を真っ赤に染めて手で軽く抑えた。
「住所教えたの!?」
「うん。別に良くないか?教えなくても調べたらわかることだからな。それに…人は多い方が楽しいだろ?」
「まぁ、イサギっちが良いって言うなら…」
「それで今日の放課後なんだけどちょっと付き合ってくれないか?」
「へ?つ、付き合う!?」
(今度はお前か…みんなして俺の言動にいちいち赤くなるなよな…)
「脅迫状の中に1枚果たし状が入っていてさ、剣道場に呼ばれてるんだ」
「果たし状?」
「簡単に言うと殺害予告だな」
「潔くん、それは違うと思う…」
思いのほか瑠璃先輩が冷静にツッコんだことにびっくりした。
いい加減、前書きを後書きに書けと思っているそこのあなた!私もそう思います。
次回は剣道少女とあの御方が登場…!?
どちらも新キャラです!
実は次話出来ちゃったんだけど、次話予告通りにならなくて新キャラも1人しか出ないです。
0時に投稿します!




