表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
54/299

41話 強い男子が弱ってると可愛く見えてしまう件 後編

今回ちょっぴりニヤニヤしちゃうかもです。作者は書いてる時に1人でニヤニヤしてました。外にいなくてよかった〜

「ところで、先輩、イメチェンはやめたんですか?」

「へ!?あ、うん…ふざけてたわけじゃないけど、慣れないことしない方がいいなって思って…」

「先輩ってたぶん俺の事好きですよね」

「えっ!?」

「なんて言って違ってたらめちゃくちゃ自意識過剰なイタイやつですけどね」


(ズバッと当てられると困る…!今私どんな顔してるんだろ…)


 私は頬を両手でムニムニしてみる。


「先輩、ここにご飯粒ついてますよ」

「えっ、うそ!どこ?」

「ほら、ここ」

「ふぇ?」


 潔くんは私の頬に手を伸ばし米粒を(つま)み自分の口に入れてしまった。


「すみません、つい食べちゃいました」

「〜〜〜〜〜っ」


(こういうのって普通は男女逆なんじゃないの!?私、今どんな顔してるのか誰か教えて!!)


「話を戻すんですけど」

「あ、うん…」


(照れる時間すら与えてくれないんだね…)


「先輩は素のほうが可愛いのでヅラ…じゃなくてウィッグでしたっけ?ああいうのは着けなくてもいいんじゃないですか?」


(戻す話ってそっち!?…ていうか、今なんて…!?)


「か、可愛い…!?」

「可愛いですよ。よく言われません?」

「むしろカッコイイって言われるけど…」

「あははー、そんなの冗談でしょー。俺ですら言われた時ないのに」

「いや、本気だけど…」

「………」


 潔くんが真顔になってしまった…


「あ、でも最近カッコイイって言ってくれる()()ができたんです!」


(その親友って、もしかして…)


「その親友っていうのは、水野 白根さん?」


 私は内心違っててほしいと思っていた。潔くんの顔を見ると違っていたんだと確信できた。けれど…楽しげな表情が消えてしまった。


「…白根?」

「さっき、D組に行ったら『潔は私の1番の親友だから会いに行かないでください』って言われたんだ。結局彼女の制止を振り切って来ちゃったけど…迷惑かけたならごめんね」

「ふっ、1番の親友だなんてよく言うよ…」


 彼は鼻で笑いボソッと呟きまた楽しげな表情を見せてくれた。


「全然迷惑じゃないですよ。唐草先輩には感謝しかないです。先輩がいなかったら餓死してましたよ。それに気分も少し晴れました」

「餓死なんて大袈裟な…でも、元気を分けてあげられたならよかった」

「何かお礼をしないといけないですね…」


(えっ、そんな、お礼なんて…こっちがお願いした立場なのに…でもお礼がもらえるなら…)


「何か欲しいものとかしてほしいこととかありますか?()()()()()()()()()()


(なんでもいい!?魔法の言葉…!)


「えっと、いくつかあるんだけど…2つでもいい?」


 潔くんはポカーンとした顔をして笑い出した。


「…ははっ、先輩って意外と欲張りなんですね」


(普段笑ってるところ見ないから笑顔が可愛すぎるよぉ)


「だ、ダメだった?」

「いいですよ。俺は先輩に失礼な態度をとってしまったのでそのお詫びということで。それで何をお望みですか?」

「えっと、まず1つ目は連絡先を教えてほしい…です…」

「いいですよ。んじゃ携帯電話の番号は…で、住所は…」

「待って待って!じゅ、住所!?それは不用心すぎないかな?」

「俺は先輩を信用してるんで大丈夫ですよ」

「そ、そう…」


(話して2、3回目なのにもう信用されてるの!?距離の詰め方はやくない!?こ、これが…縮地(しゅくち)ってやつ!?)


「いつでも遊びに来てくださいね」

「いつでも行っていいの!?」

「別にいいですよ。土日暇してて出かけたりしないので。事前連絡があればかまいませんよ」


(う、嬉しすぎる…潔くんの方から距離を詰めてくれるなんて…)


「それで2つ目のお願いって?」


 心の中で悶絶してしまい2つ目のお願いが頭から抜けていたがすぐに思い出した。


「私を名前で呼んでほしいの!」

「えっと、それは…」

「瑠璃って呼んで!」

「る、瑠璃…?」


(よ、呼び捨て…!普段なら男子にいきなり呼び捨てにされたら嫌悪感を覚えるのに…!潔くんはやっぱり運命の人なんだ…!)


「えっと、学校では先輩って付けて、プライベートとか2人きりの時は呼び捨て…でもいい?あと2人きりの時は敬語とかなしの方がいいかも…」


 途中からもごもごしてて自分でも何を言ってるのかわからなかった。


「あ、ごめん、今のはさすがに無理だよね…」

()()()()()()()()

「〜〜〜〜〜っ!!!」


(も、もう、らめぇ…尊い…)


 私は俯いてしまったが今なら自分がどんな顔をしてるかわかる気がする。


 ニヤニヤしながら顔を真っ赤にしてるんだろうな…

瑠璃は「縮地」を知っていたらしい…


次話は、あの子と瑠璃の修羅場…!?

本日18時に更新予定だったのですが、さすがにペースが早すぎるので19時に投稿します。


ブクマ、感想書いてくれた方ありがとうございます!励みになってます!梅雨の時期は特に!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ