35話 体育祭編まであと少し!頑張れ、私。
体育祭編に直結する重要なストーリーになってます。
グズマ先生が暴走してから早3日。本当は1週間以上休校にしたかったらしいが体育祭の準備があるため短かった。休校明けの今日は潔が撫子と同棲していることを公表してから初めての登校である。
「撫子、C組に居づらくなったらD組に来いよ。どうせD組、人いないから」
「ありがとう、イサギっち。でもできるだけ自分の力で乗り越えてみるよ」
潔が撫子との同棲を公表したことには理由があった。それは撫子の将来の安全を保障するためのものだが、今の安全を保障できるかどうかはわからなかった。ハイリスクハイリターンの賭けである。
「同棲を公表したことで撫子に低俗な罠を仕掛けてくる輩は必ず現れる…けれど」
「けれど、俺は、やられたらやり返す男だ」
―その頃、撫子の実家では…
「馬鹿な娘が帰ってこないのよ。男を誑かして金をふんだくって来いって言ったのに。あなたたち、どこかで見なかった?」
撫子の母…日出草 薊は男達数人を集め情報を集めていた。
「俺は見てねぇ」
「僕も見てないですね」
「そういえば、最近男の部屋を出入りしてるって聞いたぜ」
薊は身を乗り出すように反応した。
「それは本当なの!?どこのどんな男!?」
「どこにいるかはわからないが、音女高校の近くで見たぜ。ナヨナヨしてて風が吹いたら折れちまいそうな細い男だったな…」
「どうしてそんな男のところに…」
「ケケケ…どうする?殺っちまうかぁ?」
過激な発言をした男はナイフの刃をペロリと舐め不気味な笑い方をした。
「バカ言うな。高1なんだろ?いきなり殺っちまうのは面白味がねぇよ。こういうのはじわじわいたぶらないとな…」
大柄な男は不気味な男を宥めたのかと思ったが、そうでもなかったらしい。
「ククッ…さすが丹治さん…こわいねぇ」
大柄な男は蓬 丹治。このサイコパス集団を纏めるリーダーである。
「音女高校っていえばもうすぐ体育祭があったろ?今年共学になったとはいえ男1人って聞いたぜ」
「女は辱め、男は女どもの前でリンチにすれば良くないか?」
「ま、無難にそんなところだな…」
「お前の娘は結局どうすればいいんだ?」
「欲しいのは金だけよ。それ以外はいらない。持ってないのなら好きにしていいわ」
「ひゅー、こえー女だぜ」
「お前ら、人を集めておけ、俺たちの体育戦を始めるぞ」
体育祭編は「残酷な描写」がわりと多くなると思います。ご注意を。




