閑話⑩ 撫子の願いと潔の計画
閑話です。心がほっこりなればいいです。たぶんならないと思います。むしろモヤモヤするかもしれないです。
~グズマ暴走事件 帰宅後~
「撫子、さっきは余計なことしてごめんな」
「イサギっち…」
「休校から明けたらお前への態度が悪くなってるかもしれない。その時は俺に言ってくれ。なんとかする」
「イサギっち!」
「おわっ!?」
撫子に抱きしめられる潔。撫子は涙目だった。
「助けてくれてありがと…」
「さっきのは助けたことになるのか?」
「さっきのもだけど、1番はグズマ先生から乱暴されそうになった時だよ…」
「あぁ、そっか。それがあったか。気にすんなよ。元はと言えば俺が巻き込んだんだからさ」
潔の胸に顔を擦り付ける撫子。
「イサギっち…私、イサギっちの傍にいたい。ずっと傍にいたいの」
「それは…告白と捉えるべきなのか?それとも願いと捉えるべきなのか?」
「本当は前者として伝えたい。けど、イサギっちの過去は知ってる…だから、後者…かな」
「そっか、気を使わせてごめんな。それと俺みたいな出来損ないの傍にいてくれるなんてありがたいし、俺の方からお願いしたいくらいだよ」
「…っ!そんなことない!イサギっちは優しくて楽しくて面白くて!それから、それから…ぐすっ…」
「なに泣いてんだよ」
潔は撫子の背中をさすり、頭を軽く撫でる。
「うぅぅ…ほんとはこわかったよぉ…暴力をふるわれるのはもう嫌だよ…イサギっち…ずっとここにいさせて…」
「撫子…はなからそのつもりだったから大丈夫だぞ」
撫子は泣きじゃくり懇願したが潔は最初から撫子をずっと傍に置くつもりだった。
「でも、恋人にはなれないからな?」
「…うん!私はイサギっちとこれからも一緒にいられるなら…!誰よりも時間を独占できるなら恋人じゃなくてもいい!」
「よしよし、俺が撫子を守ってやるからな」
「でも、どうしてもこれだけは言わせてほしい…」
「ん?なんだ?」
「イサギっちがだぁーいすき!にひひ!」
潔は微笑み撫子を抱きしめる力を少し強めた。そして呟いた。
「俺も好きだよ、撫子」
最後のセリフの捉え方は各々にお任せしますが、一応これだけ言っておきます。
撫子と潔は恋人成立しません。以上
でもモヤモヤ解消ストーリーはきちんと考えてありますのでお楽しみに。




