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25話 女も男も関係ない。人間とは得てして理解し難いものなのだよ。

今日は早めに投稿します。今回は長くなってしまいましたが、会話が多めなので読みやすいかもです。

「おい、撫子、起きろ」

「ん〜どったの、イサギっち」


 撫子は目を擦って起きようとする。


「お前、こっちに来すぎだ」

「うわっ、ちかっ!てか、なんで腕枕?」

「俺のセリフなんだが」

「あははー、ごめんごめん」

「いいから、早く起きてくれ」

「んー、もうちょっとこのままでいさせてー」


(むふふ、寝ている間は何もなかったようだけど少しからかっちゃおうかな。さぁ、どう反応する?)


「はぁ…仕方ないな。もう少しだけな」

「ん、ありがと…」


(嘘でしょ!?自分で自分を可愛いって言うわけじゃないけど、JKだよ!?ギャルだよ!?腕枕してるんだよ!?至近距離なんだよ!?照れてよ!なんで照れないの!?)


「撫子」

「なに?」

「なんか顔赤くないか?」

「そ、そう?」

「熱でもあるんじゃないか?」

「え、大丈夫だと思うけど…」


(心配してくれるのちょっと嬉しい…かも…って…)


「ちょっ!ちょちょちょちょ!」

「熱はないみたいだな」

「何してるの!?!?」

「なにって。おでこをくっつけて熱を測るのは先人達の教えだろ?」


(なんで全然悪びれてないの!?天然なのは確信したけどさすがに限度があるよ!)


「そうかもしれないけど、今日日(きょうび)そんなことする人いないよ」

「そうなのか?でもお前が俺の腕の上で寝てるからこれが最適解だと思ったんだ。気を悪くさせたらごめんな」

「そ、そういうことなら…」


(ほんとに善意でやってくれたなら良いけど…)


「誰にでもこういうことしてるの?」


 イサギっちはキョトンとした顔をして


「そんなわけないだろ。初めてやったんだ」

「そ、そう…」


(初めて…イサギっちのハジメテなんて言ったら勇さんに怒られそう…)


「とりあえず今日はどうする?」

「どうするって?」

「着替えとか勉強道具とかいろいろ実家から持ってこないのか?」

「勉強道具は全部学校に置いてる」

「おいおい、置き勉かよ…てか、ちゃんと授業出てんの?」

「それは失礼じゃない?こう見えて一応()()()()()だからね!」

「へぇ…って、え?」


 イサギっちは一瞬思考が停止したようだ。


「?」

「まさか…1年C組か?」

「なんで知ってるの?言ったっけ?」

「登山部…?」

「知ってたの?」

「平子から聞いた」

「あーね。てことは他の子と会ったんだ?」

「まぁな…なかなかキャラの濃い連中だったよ…」

「うんうん、わかるわかる」

「………」


「1番キャラが濃いのはお前だけどな」

「そんなの…」


 私が1番わかってるって言おうと思った。


「出会いは変だったけど、お前って結構おもしろいよな」

「ふぁ?」


 思わず変な声が出ちゃった。


「表情がコロコロ変わるのがなんとも言えない可愛さがあって俺は()()だぞ」

「…………っ!もー!ばか!寝る!」

「あ!おい!また寝るのかよ!」


(ほんとバカ!天然たらし!鈍感!こんなの好きにならない方がおかしいじゃん!!全部解決したらあちこち連れ回してやるんだから!!)


「女って難しいなぁ」


(イサギっちが1番難しいよ!!!)

撫子ちゃん、可愛くないですか?( ◜ω◝ )

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