141話 最近微エロが多すぎる件について
タイトル通りですが今回は微エロ要素はないです、たぶん。
今回は瑠璃視点です。ちょっと短めで中途半端に終わってますが続きは今晩投稿予定です。
今後はイサギと瑠璃の視点が多めになるかもしれません。
「おはよー」
「おはー」
いつも通り交わされる朝の挨拶…
「昨日のアレ見た?」
「あーアレね、チョーおもしろかったよね」
「ところで、アレって何?チョーって声優?」
「いや、知らないで話してたんかーい。まじウケんだけどー」
いつもの賑やかな朝の教室…
「瑠璃、おはよ。昨日あの後どうだった?」
「紫苑…」
「?」
「じおんんんんんんん、聞いてよぉぉぉぉぉ」
いつもと違うのは私の精神状態だけだった。
「どうしたの、瑠璃。人を架空の国みたいに呼ぶのやめてよ!」
「潔くん、手遅れだった…」
「は?どういうこと?」
「だーかーらー!潔くんに恋人がいたってこと!言わせないでよぉ…自分で言うの辛いよぉ…」
「え!?マ!?」
「マ…」
最近の女子校生は「マ」とか「り」とか言葉を1文字まで短縮するらしい。だけど、かえって分かりにくいので私は省略せずにいたが今は追い詰められていたためそんなことを気にする余裕がなかった。
「る、瑠璃…えっと…ま、まだ、ワンチャンあるって!間違いかもしれないじゃん!」
ワンチャンとはワンチャンスという意味らしい。ワンチャンもツーチャンもないと思う。
「だって、あの人、愛人って言ってたもんんんんん」
「それってイサギくんも認めてたの?」
「えっ、それは…」
認めていたかどうか思い出そうとしたがそこで教室に誰かが入ってきた。
「おーい、お前ら、席に着けー」
意外や意外、入ってきたのは潔くんの母親でもある校長先生。
「あれ?校長じゃん」
「ゆうちゃん、どったのん?」
「今日はお前らの新しい担任を連れてきたから紹介しようと思ってな」
「えー!うっそ!」
「めっちゃサプライズじゃん!」
サプライズ…といえばサプライズかもしれないが、体育祭以前にも1度3年E組の担任に問題があった。実は以前まで私たちのクラスの担任はグズマ先生だった。新入生の体力テストでの一件以降、私たちの担任の席は空いたままだったのだ。学校生活を担任不在のまま終えるなんてありえないから、このサプライズは内心すごく嬉しかった。そう、嬉し『かった』んだ。
「それじゃあ、入ってきてくれ」
「ほいほーい。やっほー、みんな、元気してる?」
「め、めっちゃえろーい!!」
「きれー!!」
なんだか軽いノリの先生みたいだ。教師と生徒の目線が同じ高さなのは良いことだ。前任の先生は行きすぎた熱血という時代錯誤を感じさせる教師だったため、最初からフランクに接してくれる先生を待っていた。それにしても…「綺麗」はわかるが「えろい」は教師として些かどうかと思うのだが一体どんな先生なのだろうか…
顔を上げて私はハッとした。見覚えがあるこの顔、雰囲気、体型、えろさ!!
「なっ、どうして…!youは何しにここへ!?」
「どうしてって…meは担任をやるためにここへ!的なー?」
「なんだ、2人とも。もう仲良くなってたのか」
「瑠璃ちゃんだっけ?よろしくねー」
「仲良くなんてなってません!この人は…私の因縁の相手です!!!」
「「「えぇぇぇぇ!?!?」」」
前々話は微エロというかガッツリえっっっっ…だった気もしますが気のせいです。
1日に3本投稿なんて太っ腹ぁ!と思っているあなた!
太っ腹なのは上旬だけで時間が経つにつれて少なくなるんだろうなぁ…