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90話 天賦の才も磨かねば錆びる

前半はイサギ視点です。

後半は視点が分かれてます。

「ふわあ、イサギくんってパッと見、ナヨナヨしてるのに()()()()()んだね」


「詩、その表現はさすがにまずいと思う。それにしても結構()()()のね」


「2人とも小さい子がいる手前、そういうのはよくないから!というか一応、俺、生徒だから!」


 女将さんと藍ちゃんが混浴に来た誤解が解かれないまま、俺は2人の女性教師に体をベタベタと触られている。正直言って嫌だ。早く出たい。


「というか、脱ぐと凄くて大きいというのは女将の方じゃ…」


「「なんか言った?」」


「いえ、なにも…言って…ない…ヨ」


 2人は手を止めてドスの利いた声で俺を睨みつけた。今までいろんなこわーい人と闘ってきたが…普段優しい女性は怒るとこわいということがわかった。


「というか、私の方見てよ!」


「だめです、イサギくん!私だけ見て!」


「きゃはは!イサギお兄ちゃん!モテモテ!」


 藍ちゃん、楽しそうだけど、俺は楽しくないよぅ…


「てか、なんで女将さんは藍ちゃんの混浴を認めたんですか?」


「ふふふ、将来的に潔くんの義妹(いもうと)になるかもしれないのだから良いでしょう?」


「何も良くないです。仮に女将さんが義母になったとしても一緒に風呂に入らないですよ」


「あら、私が都度(つど)入りに行くから気にしなくていいのですよぉ?ふふふふふふ」


 出た!「ふ」が6つの時はよからぬ予感!確定演出!


「それに、藍も潔くんのことを()()()()()()って呼んでますし」


()()()()()、ですよね?そこを間違えると俺の人生が狂ってしまうんですが」


 今の状態を抜けられないとさらに狂わされてしまうんですが!!


「ねぇ、イサギくんってどんな女性が好きなの?」


「それってどっちの意味で聞いてるの?外見のこと?それとも中身?」


「どっちもかな…」


「うーん、そうだなぁ…いいよ、答えてあげるよ」


 〈梅ノ木 桃視点〉

 イサギくんの好きな女性のタイプ!これは必見…いえ必聴だわ!要チェックや!


「外見は別にどうでもいいかな。生まれ持ったものを美しく磨く人、逞しく育てる人、様々いると思うから。俺は外見を特にこれといって気にしたことはないよ」


 なるほど。いろいろ考えてるのね。


「強いて言うなら…大きい人かな!」


 えっ?


 〈夏原 詩視点〉

 イサギくん、大きい人ってどういうことなんだろう?それより次は中身!要チェック、要チェック!


「中身はシンプルに…めんどくさくない人かな。あと、これを言うと好きなタイプがバレちゃうから言えないけど、遠回しにしない人。真っ直ぐな人って言えばいいのかな」


 めんどくさい人…それって今の私たち!?やば、どうしよ…


「あと、プラスで言えるのは…大きい人かな!」


 えっ??


 〈藍視点〉

 イサギお兄ちゃんの好きな女の人…大きい人…私じゃダメそう…でも、お姉ちゃんなら…身長は低いけれど、おpもお尻も大きいから十分だよね!イサギお兄ちゃんを本当のお兄ちゃんにするためなら、お姉ちゃんと結婚してもらわないと!


 〈女将(紅花)視点〉

 あら、潔くんは外見に拘りがないのね。ふふふ、本当にそうかしら?チラチラこちらを見ているのなんて分かっているのよ、ふふふふふふ。意外と初心(うぶ)なのね、ふふふ。外見も中身も大きい人…つまり、()()()()()()


 それにしても、さすが潔くんね。体が傷だらけだわ。休養明けは鍛錬を欠かしていないみたい。()()()()()に甘んじない姿勢、素敵だわぁ、ふふふふふふ…




いつも読んでいただきありがとうございます。


※おpはおpで誤字ではありません。健全に隠しただけです。

※イサギは大きい人が好きです。男の子なので。何がとは言いません。ご想像にお任せします。強いて言うなら、1年E組の聖女こと御形(ごぎょう) 母子(ははこ)とかどうでしょうか。


過去の自己紹介ページなどを確認しながら中身も外見も大きい人を探してみてください。また、あなたの推しも見つけてください。感想をくれればその人の出番も増えるかも?( ̄▽ ̄)ニヤリッ


今回で90話になりましたが、まだ入学して3ヶ月しか経ってないんですよね…^^;

最近出ていないキャラクターもこれからどんどん出すつもりですので、皆さん、これからもよろしくお願いします。


次話は18時更新です。

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