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89話 いざ、参らん!温泉へ!

前半が梅ノ木先生視点


後半がイサギ視点です。


深夜テンションで書いたことがわかると思います。

「てことで、今から温泉行ってくるので2人はのんべんだらりとお過ごしくださいな」


 イサギくんは散歩から帰ってくるなり温泉に行く準備をし始めた。


「いや、どういうことで!?」


 思わずツッコんでしまった。恥ずかしい…


「いや、今入らないと逮捕されそうだから」


 何を言ってるんだろう、この子…元からおかしいと思ってたけどいよいよ壊れてしまったのかしら。そんな彼を好きになるなんて私や詩の価値観も狂ってしまったのかもしれない。


「じゃあ、桃と詩も()()()入る?」


「「一緒に!?」」


 たった3文字の強烈な言葉に反応してしまうなんて…これまた恥ずかしいわ…


「あっ、女将さんも呼んで背中流してもらおうかな」


「イサギくん?君は反省できない生徒だったかしら?」


「イサギくん…私もそろそろ怒りますよ…」


「まあまあ、どおどお、んじゃ先に行ってますからね」


 むぅ、どおどおだなんて、私達を馬だと思ってるのかしら?


「私たちも行きましょうか」


「でも、混浴って水着ないと…」


「大丈夫!女将さんに言えば貸してくれるわ!それともタオル1枚で入っちゃう?」


 いたずらな笑みを浮かべて後輩をからかってみると意外な反応がかえってきた。


「からかわないでくださいっ!で、でも、彼がそれでいいっていうなら…うぅ、でもでも()()()()()もあるし、これ以上はダメです!」


「今朝のことって?」


「あっ!いやっ!なんでもないです!それより早く行きましょ!」


「う、うん…」


 今朝、何があったのかしら?私が横になっている間にイサギくんと一線を超えちゃったとか?まさか、引っ込み思案な後輩が私を出し抜くなんて…ないよね?ないわよね??気になるー!!!


 その頃イサギは…


 おかしいな…普通、温泉というのは男女別で分かれていて入口には男は青、女は赤の暖簾(のれん)が掛けられているはず。なのに、この温泉は…


「両方だ…暖簾が繋がっている。以前来た時は男風呂、女風呂の2つがあったのに…」


 まぁ、いいか。このまま入浴を渋っていたら藍ちゃんが入ってくるかもしれないし。ちゃちゃっと入ってちゃちゃっと上がっちゃおう。


「ふむ、今は誰も入っていないみたいだな。今だけは貸切状態ってことか。こりゃいいな」


 といってもまだ13時を回ったくらいだから当然だろう。


「ふぃ〜、いい湯だぁぁぁ…疲れが取れる…」


 露天風呂は以前入った時にあった仕切りはなくなり、同じような温泉が2つ左右対称に並ぶような形になっていた。なぜ、無くしてしまったのだろうか…混浴しかない旅館なんて聞いたことがないけど…何か新しいことを始めたかったんだろう、と自分を納得させた。


 ―ガラガラ


「あっ、イサギお兄ちゃん!」


「な、なぜ、藍ちゃんが先に…」


 超絶ロリ体型のJSがスク水姿で現れてしまった。俺の予定では桃と詩が先に現れるはずだったのだが、藍ちゃんが先に現れたとなると絶対に勘違いされる。


「きょ、許可はとれたの?」


「うん!お母さんが良いよって!」


 なんてことをしてくれたんだ、女将ぃぃぃぃ!!!!!


 ―ガラガラ


「あらぁ、潔くん、()()ね、ふふふふふふ」


 相変わらず「ふ」が多くてこわい…俺は手のひらの上で転がされていたようだ。


「そ、それより、紅花さん…じゃなくて女将さん、まだ仕事中では?」


「あらあら、そんなの抜けてきたわよぉ?将来的に義母になるのだから遠慮せず見ていいのよぉ?ふふふふふ」


 豊満すぎるッ!何がとは言わないが、豊満すぎるッッッ!!!愛の体型が遺伝だと決定的に裏付けていることが判明した。


 ―ガラガラ


「あれ?女将さん?」


「どうしてここに?あと、その子は…」


 俺と桃と詩の目が合った。


「「イサギくぅん??」」


 あっ察し…





 この後めちゃくちゃ体触られた。

 ※イサギはボディタッチが苦手です。




ご想像にお任せします。


次話は悶々とした気分がなくなり次第投稿します。

13時投稿予定です。

日曜日くらいは昼寝させてください。

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