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アクロス~乙女は水上に舞う~  作者: オシボリ
8/27

インターバル(式島校

「レベッカの猛攻に焦ることはないわ。きっちり下がって、きっちり守る。そしてカウンター。ちゃんと練習でやってきたことをやればいいのよ」

「「「はい!」」」


 監督の大井美和が激を飛ばし、それに式島校の選手たちは応える。


「頑張ってね」


 ドリンクボトルを渡してきたマネージャーのニ子佐奈に、はい、と答え、真希奈はそれを受け取った。


「ビックリした?」

「えっ?」


 真希奈は、姫子の声に振り返る。


「ええ、まぁ」

「そうね。こんなにすごい人たちはそうそういないわ。初めての試合が、そんな相手だとビックリするわよね」

「そうですね」

「でも、私は負けてないと思ってるわよ、あなたは」

「そうですか?」

「あなたなら負けない。そう思ったから、あなたをFWにして、こんな布陣にしたわけだし、実際第一クォーター終わってみて、十分やれていると思うわ」

「はい」

「落ち着いてやれば大丈夫よ。それに、後ろには私がいるから」


 審判の笛の音に呼ばれ、姫子はフィールドへ戻っていく。


 結局、ドリンクを飲んでないことに気づき、一気に口に流し込むと、それを佐奈に渡し、ボトルを持ったせいで濡れた手を、ユニフォームで拭った。


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