過去の世界へ
私が、乗っているタイムマシンはしばらくして止まった。
「ついたのかな?」
私は、タイムマシンの左側を見ると、穴ができてるのが見えた。その穴から、抜けると、そこには過去の
世界が広がっていた。そこは、2020年の世界とはそんなに変わらないが、スマホが普及してない頃であった。
ほぼ二つ折りケータイである。2007年って確かスマホなかったんだっけ・・・
「本当に過去の世界なんだ・・・」
ガラスのタブレットを見ると、ここは私が住んでいる場所の隣の市らしい。確か、星川 健人さんの出身地は、隣の市だったような気がした。
ガラスのタブレットには、星川健人さんの小学2年生の時の写真が表示されていた。
目の前に男の子が来た。
「ねぇ、あのうお姉さん。そこで何してるの?」
その子はガラスのタブレットに表示された子の写真と似ていた。
「あなたが、星川 健人君?」
「そうだよ。それ何?」
「これはただのタブレット。」
「タブレット?それ何?」
そういえば2007年ってタブレットもないんだった。
「気にしないで。」
「教えて。お姉さん。」
話がかみ合わないので、2013年に行くことにした。
だが、その男の子はついてくる。私はその子に
「ごめんね。私は、未来人なの。未来のものだから詳しくは言えない。」
と言って、私はさっさとタイムマシンに乗り込んだ。
タイムマシンへ乗って、2013年に設定し、ボタンを押した。
タイムマシンは未来の方向へ方向転換し、未来のほうへ進んだ。
しばらくしてタイムマシンが止まった。
出てきた穴から抜け出した。
「ここが2013年なんだ・・・」
ほぼ、2020年と変わってない。この時はスマホはだんだん普及しようとしている頃であった。