過去への道開く
次の日・・・
「ねぇ、どうした?遥?変な顔して。」
私は、昨日のことが気になってしょうがない。すごく気になる。それでずっと悩んでいる。
「いっ、いやっ。気にしないで。」
「じゃあ、よかった。だけど、悩みごとないの?」
「気にしないで。」
「わかった。でも、何かあったら相談しなよ、友達なんだし、隠さずに。」
「うっ、うん。わかった。」
このことは人に話したら大変なことになるかもだし、だまっておこう。
そしていつもの授業が始まる。
「ズーズーズー」
「遥。ねぇ起きて。なんで授業中に寝てんのよ。」
「光沢!授業中に寝てるんだ!」
先生に怒鳴られ私は起きた。クラス中の笑いが起こる。
「うわ・・・寝てたんだ・・・」
「遥。一体どうしたの。おかしいし。」
「気にしないで。」
なんで寝てしまったのかわからなかった。
数時間後・・・
「ただいまー」
私は、階段をのぼり、自分の部屋へ行った。
「昨日の、窓の中時空間だったような・・・見てみよ。」
私は、怪しそうに窓を開けた。
「うわ!まだ時空間ある。」
窓の中には静かな、時空間がまだ広がっていた。
私は、驚きながらも窓を閉めた。
「一体どうしたらいいんだろう・・・。」
机の上には、昨日のガラスみたいなタブレットが置いてあった。
ボタンを押した。
「もしもしおばあちゃん。どうした。」
話せるようになってる!
「あのさ、私どうすればいいわけ?」
「まずは、おばあちゃんと同じ年齢の時代へ行けばいいんじゃない。星川 健人さんのね。2013年ぐ
らいかな。」
「7年前?」
「そう。その時なら、星川さんも、中学三年生だからちょうどいいんじゃないのかな。」
「急に出てきたらびっくりするんじゃない。星川さんに会うとはいっても星川さん私のこと知らないんだ
よ。」
「小学生の頃に行けばいい。小学校二年とか。」
「・・・」
私は頭がくらくらしていた。
「じゃあ、小学二年の時に行けばいいの?」
「うん。また連絡するからよろしく。じゃあね。ピッ」
電話は切れた。
「私、本当に大丈夫かな・・・。」
私は、これからへの不安がまた増えたと感じた。
私は、窓を開け、タイムマシンに乗り込み・・・
「使い方、知らないんだけど!」
だが、ガラスのタブレットに使い方説明というのが表示されていた。
私は、それをタッチした。
すぐに、わかりやすいい説明文がずらーっと出てきたのだ。
「これが年・月・日を決めるやつか。2007年の何月何日にしたらいいんだろう・・・」
ひとまず、今日の日にちを入れて、
「2007年5月2日。これでいいか。えっと、このボタンを押せばいいんだな。」
赤いボタンをおすと、タイムマシンは動き出した。方向転換して過去のほうへの道を進んでいた。
私はちょっぴりワクワクしていたが不安もあった。
続きはまた来週かに投稿します!