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ラノベ少女とアニオタ少年  作者: 織鶴 メイ
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出会い 〜新学期〜

小説家になろう初投稿です!

拙い部分が多々あると思いますが暖かい目で見てくれるとありがたいです!


「これで、、良しっと」

ピコン、

毎週の日課を終えたタイミングで、妹からラインの通知が届く

『夕飯できてるよ』

『わかった、いま行く』

そう打って、食卓に向かうのであった。


「お、結構伸びてる」

夕食前に投稿した俺の新作は夕食を片付ける頃にはイラスト投稿サイトの注目ランキングの上位に入っていた。

俺、舞崎秋は、このイラスト投稿サイトで少し有名な存在で、毎週一枚、オリキャラや二次創作の絵を投稿していた。アニメのイラストレーターをしている父親の影響で幼い頃からアニメにハマっていた俺は、絵を描くということに魅了され、今ではすっかり廃人となってしまった。

「明日からは二年生なんだから、しっかりしなさい」

「わかってるわかってる」

そんな他愛もない話をして俺はすぐ部屋に戻った。

「明日から新学期か...」

新たなクラスでどのような生活をするのだろうか、そんなありふれた期待をして、俺は眠るのだった。


「遅いよー!何やってんの!」

「全く、また夜遅くまでイラスト描いてたんじゃないだろうな、新学期スタートだというのに」

「なんで俺の母親みたいなこと言ってんだよ」

二年生になっても、この2人、阿笠加那と七草遊との腐れ縁は切れそうにもなかった。家が近所ということもあり、小学校からの腐れ縁の俺達3人は、結局高校が同じに、加那に至ってはクラスまで同じになるという、いつまでも同じ光景がそこにはあった。


「新しいクラス、楽しみだね!」

「俺とお前はクラス同じだろ?」

「まぁ今までに知り合ってる人も何人かいるけど、それでもやっぱ新学期ってテンション上がるじゃん!」

「それに関しては同感だな、俺の場合お前らいないし、平和な二年生生活が歩めそうだ。」

「まるで俺達が色々問題起こしたように言ってるがほとんどはお前が元凶だからな、勘違いすんな。」

「へいへーい、すいませんでしたー」

いつも通りの毒にも薬にもならない会話をしているうちに、俺たちは通っている白花高校の校門を通り過ぎていた。


「それじゃ、俺はこっちだから」

「おう、じゃあまた帰りな」

「またね!」

そう言って遊と別れた後、俺達は新たなクラス、2-6へ向かうのだった。


ドアを開け、教室に入ったその時、そこには新たなクラスの仲間と大声で話す陽気な連中をよそに、ただひたすらに本を読む1人の少女がいた。


長い黒髪、整った顔立ち、凛としたその姿に、


俺は全てを撃ち抜かれた。








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