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ペットの犬  作者: ナオ
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 声を掛けられた気がして、あたりを見回すと1人の女性が自分に対し話しかけてきた。

よく見ると柵越しで赤色の装飾品を着けていた。


『先ほど聞いた元雌犬なのだろうか・・・。』


ふと疑問に思っていると、話かけてきた女性がしゃべり始めた。


「もしやあなたはペッケンさんの飼い主のかたでいらっしゃいませんか?

わからないかもしれませんが、私はあなたの近所で飼われてた者です。」


「もしかして、ペッケンの事を知ってるのか?」


「ええ、今も近くにいるはずです。たまたまですが。」


自分は気分が高なった。

なにしろもう会えないかと思っていたペッケンが近くにいるというのだから・・・。


「では私がペッケンさんを呼んできましょう。」


と言い、とある男性の所に行き話かけていた。

その男性はこちらに気付き自分に話しかけてきた。


「お久しぶりです。飼い主様。今はこんな姿ですが僕はペッケンです。」


何という事だ。

行方不明になっていて、今すぐにでも会いたいと思っていたペッケンからの一言。

たまらずペッケンに話かけた。


「元気だったのか?いなくなって心配していたのだぞ。」


「はい、いたって元気です。ですがもう飼い主様の元には戻れないでしょう。」


再会の喜びをわきただせていただけに、衝撃の言葉だった。


「なんでだ?」


その一言しか言い出せずにいたが、ペッケンが言葉を続けた。


「もうこんな姿にされてしまい、以前の生活には戻れません。

それに、これからどこかに行くらしいのです。

この集団はみんなそうなのです。」


「どこへ行くんだ?それになぜペッケンが行かなくてはならないんだ?」


「選ばれたからです。

そして、今までありがとうございました。

楽しかったでした。」


「おいっ!そこっ!何話している。もたもたするなっ!」


どこからともなく声が響いてきた。

だがそんな事など構ってられなかった。


「ペッケン!行かないでくれ~!ペッケン!」


自分はのどがかれんばかりの大声を出して呼びかけた。

無駄だとわかっていても・・・。


「ペッケン!、ペッケン!、ペッケ~~~~~ン!」





そこで自分は目が覚めた。

なんて夢だ・・・。

気分転換に散歩してこよう・・・。





散歩していると犬を連れた女性を見つけた。


「可愛い雌犬ですね。」


「ありがとうございます。でもどうして雌だとわかったの?」


「いえ、ただなんとなくですよ。」


と言いつつ内心では、

『まさか夢の通り首輪が赤色の装飾品に見えたからなんて・・・。』


驚いた。

道中周りを見ると他にも犬を散歩している人達とすれ違いざま、雄、雌の違いが分かったのだ。

これは夢の影響でもあるのかな・・・。






ばっ!

自分は目を覚まし、かけ布団をめくった。

「ふ~、夢か。まさか夢の中で夢をみるとはな・・・。」


ふと夢の内容を思い出す。

犬を飼っていた事をだ。

でも実際は犬は飼っていない。

潜在的に犬が欲しいと思っていたからだろうか・・・。

ひとまずこれをネタに小説でも書いてみようか・・・。


題名は『ペットの犬』にしよう・・・。

名前はペットの犬、略してペッケン・・・。





                                               完










以上で終了となります。

下手くそな文章でお見苦しかったかもしれませんがどうにか完結する事ができました。

一応夢を見たというのは事実です。

初めて小説という名の駄文を書いてみましたが、難しいですね。


ペッケン以外固有名詞を付けなかったのはちょっとした理由があります。

読者の方の想像にお任せする事にしたからです。

勢いに任せて書いてみましたが楽しんでいただけたら幸いです。

今まで読んで下さり、ありがとうございました。


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