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2話

宿題をやってなんとか終わらせた。20分…いや、30分はかかったか。時間をかけたが終わることに成功した。


窓の奥を見ると風が吹いていた。春風が吹いて窓から音が聞こえる。今日は風の強い日のようだ。


「文字読める…」

「汚いだろ」


俺の字は上手くない。急いでやっていたからかいつもよりも文字が汚い。なんでこいつ読めるんだよ。普段のこいつの文字は読めにくいからな。まあ、文字が大きいから読めるのも矛盾しているけど。


「そんなことはないさ。俺より綺麗」

「普段のお前の文字は読めにくいからな。見返しているのか?テスト前にノートを見たりとか」

「しているよ。まあ、読めない文字もある」

「なら、もう少し文字読めやすいようにしろよ」


ノートを取る意味ないじゃん。読めにくいならノートを取る意味が単にノートを提出するためになってるぞ。


「永井くんはテスト前にノート見直しているの?」

「国語くらい。数学とかは見直していないな」

「君が言った言葉、そのまま君に返すよ」

「ぐっ…」


俺が言える立場ではなかったか…否定できないし、見返ししていないのは事実。ノートを見返すよりワーク見る派だからな…ワークからテストの問題を出す先生とか去年多かったからワーク重視していたんだよな…


その時、後ろから声をかけられる。


「永井に風間じゃん」

「あっ…」


背後から聞こえたのは、少し高めの女の声だった。


驚く顔をしている風間。声からして女性だろ。俺の友人に女友達なんていない記憶をしているが誰だ?名前を知ってるなら去年同じクラスだったクラスメイトだと思うが…


「ん?」


後ろを振り向くと長い黒髪を持つ170弱の背の高い女性。顔は美人と整っている。誰なのか分からない


「初対面だな。永井陽夜だよろしく」

「いや、同じ部活だよね!?」


アレ?いたっけ?なんで驚いている顔をして…あっ、そういや、部活にこの人いたな…半月ぶりに学校に来たから覚えていなかったわ。春休み中に学校なかったし、すまんすまん。


「飯村だっけ?」

「青野よ!誰よ!飯村って!」

「あはは…同じ部活の人なんだね…」

「そうよ。全く…同じ部活の子くらい名前も顔も覚えてよ」


それはすまん。久しぶりに会うから顔も声も名前も忘れていたわ。半月の休みの間に部活の人すら忘れるほど呑気に過ごしていたからな…うん、それは俺が悪いわ


「俺の名前覚えているのは驚きだな」

「名前くらい覚えているわよ。あんたと違ってね」

「マジで悪い。俺のせいだわ」

「仲良いんだね」

「そんな仲良いほど話したことがないよ。同じ部活の人程度の関係だから知り合いくらい?」


部活動中話すことはあるけど最低限度の会話しかしていない。話す機会がないというか機会があっても話さなかったからな。青野から話しかけることは大抵、部活での話ばかりだ。プライベートでの話はしたことがない。


「いや、それなり話しているわよ」

「そうか?」


そんなに話していた記憶はないな。俺が覚えていないだけか。なら、もっと話していたかも…覚えていないけど。


「全く…名前くらい覚えていなさいよ。なんで忘れるのかしら男子って」

「全員の名前覚えている人がすげえよ」


名前覚えるの苦手なんだよ俺、男女関係なく、名前を覚えるのに忘れやすくなる。


「そういや、なぜこの教室に?友人と話しに来たのか?」

「違うわよ。私もこのクラスなわけ」

「え?そうなのか?」

「そうよ。名簿にも書いてあったでしょ」



「このクラス全員の名前を見ているわけねえだろ。名簿知らんし」

「同じクラスなんだね」


同じクラスなのか、これから1年、付き合うことになるとはな…クラスに同じ部活の人がいたら話しかけやすいのはあるけどこの人の場合、話しかけやすいか?まあ、距離が近い人なのは分かったが…


「それで何をやっていたの?宿題?」

「記事の概要書く課題やってなかったんだよ」

「アレね。今やったの?」

「30分くらいかけてやったからこれで全部終わった」


面倒だったがなんとか終わった。


「他の課題はやったみたいだよ」

「へえ〜なら、問題ないわね。読書感想文は?」

「問題ない。もう他はないよな」


もうそろそろ、ホームルームの時間だ。まだやってないのがあったら終わる気がしない。


「国語ワーク、数学ワーク、英語ワーク」

「やった」

「やったね」

「なら、問題ないわね。あとは…小論文ワークね。やった?」

「やったな」

「やったよ」

「全部完了ね」


よし、これで宿題全て終わった。あとは提出するだけだ。


「ねえ、知ってるかしら?このクラスに転入生来るらしいわよ?」

「来るんだね…」


まさか転入生が来るとは思わなかったな。来るのか?と思っていたがまさかの予想が当たった。誰が来るのかは分からないが…まあ、来たらのお楽しみか。


「来るのか…」

「あと、留年した人10人らしいわよ。この学年で」

「多くない!?」

「え?留年10人!?進学校じゃないのに!?」

「不登校の子を入れてね。不登校の子は除いてもそれなり人はいるわ」

「おいおい、普通にやっていたらテスト赤点でも提出物出したら問題ないのに留年した人10人もいるのかよ!?」


流石に多くないか?だから、38人なのかこのクラス…いや、39人か。


「転校生入れて39人か」

「いえ、転校生入れて38人よ」

「マジかよ」


俺が思っていた以上に学園上がるのが難しいのか?この学校

次回は水曜日の夜9時に投稿します

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