表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/48

第19物語 復興に向けて

 世界を復興するのは難しい。なら1部から復興すればいい。

そう思ったからか、アルヒェの提案によりまずはヴァラルフ王国から復興することにした。


「でもさぁ、復興とはいっても何をするの? 真言ノ刻(リフィクション)でもできることは限られてるし……」


「小さなことからやって行けばいいんですよ。能力を使わなくても済むような部分は手作業でおこなえばいいですし」


「それは確かにそうなんだけど……。国の復興なんてあたし、知識ないよ……?」


 プルミエには知識なんてない。

どうすれば国を復興できるか、どうすれば建造物を作れるかなど、色々と知識が抜けているのだ。


「いいんですよ。完全復興なんて途方もなく時間がかかることですから」


 プルミエに対し、プルミエの肩に手を置いてその場を離れようとする。


「それこそ、完全復興を望むなら……国民を増やしてからの方がいいですしね」


 去り際にひとつの意見をプルミエに投げ、去った。

建物を作るにもそれなりの技術を有したドワーフなどを仲間につける方が良い、アルヒェはきっとそう思ったのだろう。


「……プルミエ、アルヒェの言う通りよ。世界そのものを作り直すのは現状不可能。だから小さなことの積み重ねで徐々に変えるしかない」


「あたしもそう思うの。治すのあんまり得意じゃないんだけど、この世界はあたしの手で治すんだ」


 見通しがつかない考えだが、途方もないくらい時間がかかろうとも、小さなところから改善していく。


「とはいえ、ウチも国を復興するなんて目も当てられないくらい辛い作業になると思ってるわ」


「いいの。辛いのなんてあたしは何度も経験してきたんだから」


 転移される前の現実世界で、何度も苦しい思いを経験したプルミエだからこそ、こういう苦労には慣れているのだろう。


 ――そして、月日が流れ…………


:狭山千夜

新たな名前:プルミエ・エール

2つ名:創造者(リビルド)

基礎能力:真言ノ刻(リフィクション)


強み:知識さえあれば、地の文(えいしょう)を使用して創造・改ざんが可能。

弱み:使用者の知識が壊滅的だと意味をなさない。仮に知識があっても世界の都合のいいように"添削"される。


応用能力:華癒ノ陣(ブロッサムキュア)


強み:死亡以外ならあらゆる生命をジャスミンの花の香りで治癒出来てしまう。例え部位が欠損しようと、痛みを伴ってもその痛みすら忘れ失った部位が再生する。


弱み:半径300m圏内でしか効果がなく、怪我人を範囲内に連れていくかその範囲内で怪我をするかしないと発動しない。

既にこの世から魂がはなれた死体は蘇生できない。

また、範囲内なら死んでさえ居なければ敵味方問わないため利敵行為として利用されやすい。


仲間:ヨリィー・ディメンション

仲間の愛称:よーちゃん


ヨリィーの能力:物語添削(リバーストーリー)


強み:対象の添削可能範囲を見つけ、それを添削し自分の力として創造・改善出来る。


弱み:サポート特化故に、攻撃用として能力を行使するのは実質不可能。

相手の方が技量を上回れば添削は行えないため能力は使えない。

サポート特化なのに添削元に力を与えれない。


仲間:アルヒェ・ハイリヒ


役職:幻想の方舟/騎士団長


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ