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短編小説シリーズ

君の都合だよね

作者: ex.MONSU

"君の都合だよね?"

私の恋愛はいつもこの言葉で終わる。


最初の彼氏は、毎日連絡してくれなくて、私から毎日連絡してたら返事も少なくなって。

「どうしてあんまり連絡してくれないの?」

「こっちだって部活にバイトに忙しいんだよ」

「夜に連絡ぐらい……」

「疲れてるんだから仕方ないじゃん。連絡して欲しいのは、君の都合だよね?」

たまに会うとそんな会話ばかり。

同じ学校だったら良かったのかな?


次の彼氏は、会社の飲み会で会った他部署の人。

今度は毎日連絡してくれて、話も聞いてくれた。

「確か明日ってお互いに休みだよね?会えないかな?」

「明日は母校に用があって、行かなくちゃいけないから会えそうに無い」

「私も行きたい!彼女なんだし!」

「いや、彼女でも母校に関係無いなら入れないし……」

「でも、寂しいし……」

「それ、君の都合だよね?」

今度の彼氏は中々会ってくれない。


他にも、お金を貸した彼氏には、何日までに返してって言っても、君の都合だよね?って期間を遅らされた上で別れたり……。


でも次の彼氏は大丈夫。

だって、いつも私の部屋の一角で大人しく待っててくれるもんね。

帰ったらいつも一緒にいてくれるもんね。


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