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境界の奏詩  作者: 金鐘
2/3

鬼影

熱い・・・・・ここは・・・・・どこ?

意識がハッキリしていた。

周りは焼け野原だ、たぶん・・・地獄かな?

うっすら遠くに人影が見える。

見えづらい・・・・・

行ってみよう。

次第に見えてきた。

二人いる。

片方の人は地面に額をつけて叫んでいる。

女性のようだ、遠くから見える。

もう片方は・・・・・・大きい。

初めて見るほど大きい人だ。

ぼやけてよく見えない。

なにかあったのだろうか?

小走りで近寄った。

近寄ってみたものの、大男の顔はよく見えない。

「どうかしたんですか?」

女性はこちらに気づいたようだ。

「なにをしているの!?逃げて!」

「え・・・・」

その時、

大男がこちらを振り返った。

「あ・・・あ・・・・」

鬼だ。

人とは思えぬほどの形相、

まるで激怒したかのように大きく皺が見える。

そして何よりも人にはない角。

額の辺りに二本、獣のように生えている。

・・・・・殺される。

本能だろうか?

すぐにわかった。

大男、いや、鬼はこちらを見たとたん歩いてきた。

「やめて!」

女性が僕の前で腕を開いた。

とたんに鬼は女性の上半身はある腕で女性を殴り飛ばした。

宙を舞う、無残。

一言。

地面に落ちた。

「逃げて・・・・・・」

女性の悲痛の叫びに聞こえ。

そして、鬼はまたこちらを見て歩き始めた。

死ぬ前に、一度だけ感じたことのある恐怖、

それ以上の感覚が僕を襲った。

足が・・・・・動かない。

死ぬのか?二度目の死か?

時間が止まったように見えた。

鬼がゆっくりと腕を振りかざす。

死にたくない。死にたくない。

ヤコの言ったことが真実であればまだ人生はあるはず。

僕の顔面に当たる瞬間、

「うわぁぁぁぁ!」

初めて大声で叫んだ。

・・・・・あれ?

痛くない。

瞼を開けた。

鬼の腕が黒い影に捕まっていた。

その影は僕の足元から出てきた。

「なに・・・・これ・・・・」

鬼は影を振り払い、そして背中を向け歩いていった。

その時気づいた。

ここの太陽は今、鬼の方向に昇っている。

だが今さっきの影は鬼のほうに伸びていた、

つまり太陽の光に逆らって出ていたことになる。

試しに後ろを振り返っても焼け野原だけ、

太陽、星すらない。

自分の影はいつもの通り太陽に従っている。

「う・・・・うう・・・・」

女性の声だ。

駆け寄ったろうとした瞬間、光がまわりを包んだ。

また意識がなくなった。

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他作も書いているから時間が掛かったかな?

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