主要人物紹介 (第165話~第262話)
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1 主人公
・フィリストリア・アルカドール
転生者であり、前世は渡会和蓮という名前で、日本の某県に住む合気道女子?だったが、震災に遭って死亡。今世ではアルカドール侯爵令嬢として生まれた。愛称はフィリス。精霊導師となり、国内・領の産業振興、各種災害や魔物暴走への対応、その他関わった業務で大きな功績を挙げている。しかし、自身の影響力低下を恐れた東公に、国からの排除を画策されたが、周囲の協力もあり解決。ただし、自身の貞操や婚姻に関する神託があったことで、更に立場が複雑になった。
2 主人公の家族
・クリトファルス・アルカドール
フィリストリアの今世の父親。アルカドール侯爵。風属性で、魔導師。愛称はクリス。その力故に多くの者から狙われる娘を心配しているが、神託のおかげで命の危険は少なくなったと安堵している。
・エヴァンジェラ・アルカドール
フィリストリアの今世の母親。地属性。愛称はエヴァ。実家はテトラーデ伯爵家。重力魔法を習得し、領民に教育したりして、充実している様子。今は自分の空動車が欲しいらしい。
・カイダリード・アルカドール
フィリストリアの兄。水属性。愛称はカイ。神の恩寵「遠視」を持つ。魔法学校を3年間首席で卒業し、また、フリーズドライ魔法や魔力増幅なども研究した。その成果は領政にも発揮されると思われ、周囲に期待されている。次期領主として婚約者を決めなければならないが、本心では望んでいない。
・グラスザルト・アルカドール
フィリストリアの今世の祖父で、クリトファルスの父親。火属性。愛称はグラス。「フィリストリア様を讃える会」の主宰として、密かに各種業績を広報するとともに、サザーメリドの一件について、神託を踏まえて内情を会員に伝えている。
・マーサグリア・アルカドール(故人)
フィリストリアが生まれる前に亡くなった祖母。地属性で、精霊術士。愛称はマーサ。実家はカルテリア伯爵家。
3 主人公の友人・知人等
・ヴェルドレイク・セントラーク
セントラカレン公爵家の次男。風属性。愛称はヴェル。フィリストリアの助言を活かし、魔道具「計算具」を完成させた。その功績により異例の早さで男爵となり、現在は非常に忙しいらしい。
・パトラルシア・ミニスクス
セイクル市執政官ミニスクス男爵の令嬢。地属性。愛称はパティ。精霊術士として精霊課で勤務。地属性精霊術士のホープとして活躍。特に国軍総合演習では、奇襲作戦の要となり、青方面軍の勝利に寄与した。
・ティルカニア・オペラミナー
ドミナス分領太守オペラミナー子爵の令嬢。火属性。愛称はルカ。カイダリードに想いが届かないことを知り、傷心するも復活し、年末魔法戦では光魔法を活用して善戦する。
・マールセレナ・アプトリウム
プトラム分領太守アプトリウム子爵の長女。水属性。愛称はセレナ。妹が病気を克服できたため、フィリストリアに深く感謝している。魔法学校に入学。
・リーズメアラ・アプトリウム
プトラム分領太守アプトリウム子爵の次女。風属性。愛称はリーズ。魔力循環不全症だったが、フィリストリアの施術を切っ掛けとして克服。現在は騎士を目指して鍛錬中。
・ソルティーナ・アンダラット
魔法研究所共通研究室長ライバートン・アンダラット子爵の令嬢。風属性。愛称はティーナ。魔法学校では「雷姫」という異名で呼ばれ、1学年では首席となる。
・ネリスリアラ・コルドリップ
アルカドール領行政官コルドリップ男爵の令嬢。火属性。愛称はネリス。フィリストリアへの信奉は深まる一方で、教えて貰った光魔法をフィリストリアの為に生かしたいと、魔技士を志している模様。
4 アルカドール家関連
・メイリース・ネストイル(旧姓テルマー)
ネストイル商会の若女将。風属性。第2子を出産した模様。
・クラリア・シルドナ
フィリストリア付のメイド(女中)。火属性。フィリストリアが開発した美肌魔法があれば、忙しくて荒れた肌も綺麗になるので、非常に感謝している。
・レイテアーナ・メリークルス(旧レイテア・メリークス)
水属性。フィリストリアの専属護衛を退任し、シンスグリム子爵と婚姻。また、正式な騎士学校教官となる。
・カールダラス・セドルワーナ
アルカドール侯爵王都邸の家令で地属性。アルカドール本邸との連携を確保するとともに、王都周辺の情報収集なども行っており、対虚偽風説流布にも尽力した。
・テルフィ・ドロウズ
王都騎士学校を卒業し、レイテアーナの後任として、フィリストリアの専属護衛になる。風属性。現在は護衛を務めながらフィリストリアとの鍛錬を行い、実力を高めている所。
5 主人公の親戚
・フェールミリナ・ビースレクナ
ビースレクナ侯爵家の令嬢で、水属性。フィリストリアとは従姉妹の関係。魔物暴走対応のため従軍した。魔法学校では魔法戦闘研究会に入会しており、成績も次席であり、なかなか優秀。
・マイトレーナ・ビースレクナ
ビースレクナ侯爵夫人で、火属性。クリトファルスの妹で、フィリストリアの叔母にあたる。
・アレクシード・テトラーデ
テトラーデ伯爵家嫡男で、風属性。フィリストリアとは従姉弟の関係。
・マークライド・テトラーデ
テトラーデ伯爵で、水属性。エヴァンジェラの弟で、フィリストリアの叔父にあたる。フィリストリアの助言から産業振興を行い、実を結びつつある。現在が米の栽培に協力。
・ラルドルーク・カルテリア
前カルテリア伯爵で、水属性。マーサグリアの兄で、フィリストリアの大伯父にあたる。マーサグリアを溺愛していたため、グラスザルトとは仲がこじれていたが、フィリストリアと話す事が出来て、マーサグリアが帰って来たかのように感じ、偏屈気味な雰囲気が改善された模様。
6 職場関係
・ライトマグス・フェンシクル
魔法省精霊課長で、水属性。精霊術士が増え、魔法強化も習得しているため、嬉しい悲鳴を上げている。そのうちクリトファルスに連れ出されることを想定して、氷魔法を習得。
・マルグレスト・エルステッド
エルステッド伯爵であり、魔法大臣の職にある。地属性で、魔導師でもある。最近ではフィリストリアの起こす騒動にかなり慣れた模様。
・クリスターナ・ニストラム
ニストラム男爵夫人で、魔法省秘書室秘書官。風属性。夫のニストラム男爵は国防省勤務で、二児の母。
・フェルダナ・オストフ
魔法省精霊課付精霊術士。風属性。自分に自信が無かったが、最近は精霊との意思疎通が容易になったことで、しっかりと勤務している。
・ロナリア・ニルワナ
魔法省精霊課付精霊術士。水属性。安定志向な所があるが酒好きで、嫁ぎ先を精霊酒が飲めそうなアルカドール領にして貰おうかと考えている。
・マルロアーナ・アクラスター
魔法省精霊課付精霊術士。水属性。ペンタデウス領クラスト分領太守であるアクラスター子爵の令嬢。
・エナスジェラ・バンケルメス
魔法省精霊課付精霊術士。地属性。ブラフォルド領行政官であるバンケルメス男爵の令嬢。メグルナリアが大人しくなり、のびのびと勤務出来ている。
・サリエラ・ワグノル
魔法省精霊課付精霊術士。風属性。王都にある宿屋「精霊の憩邸」の娘。フィリストリアが起こす騒動を楽しんでいる。
・リゼルトアラ・ヘキサディス
魔法省精霊課付精霊術士。風属性。ヘキサディス伯爵家の令嬢。常に自分より特別な位置にいるフィリストリアに、ライバル意識に似た感情を持っている。精霊術士としての能力は高く、各所で活躍している。
・サーナフィア・ベルロアーズ
魔法省精霊課付精霊術士。水属性。農務省農業課長であるベルロアーズ子爵の令嬢。魔法強化を習得してからは、自分の力を必要としてくれる人達が増えて、仕事が充実している模様。
・メグルナリア・ボルドバーム
魔法省精霊課付精霊術士。地属性。デカントラル領首席行政官であるボルドバーム子爵の令嬢で、地属性の同僚とも打ち解け、密かに慕っていたデカントラル伯爵の嫡男との婚姻が決定した。
・ラフトリーザ・イノウザンド
魔法省精霊課付精霊術士。風属性。リーデカント領行政官イノウザンド男爵の令嬢。人と話すのが苦手。
・クロティナ・シャノン
魔法省精霊課付精霊術士。火属性。アルカドール領カルセイ町出身。
・レミファ・モプタス
魔法省精霊課付精霊術士。水属性。アルカドール領セイクル市出身。
・デラーナ・テイマー
魔法省精霊課付精霊術士。地属性。アルカドール領の集落出身。
・ラステナ・ハートム
魔法省精霊課付精霊術士。地属性。アルカドール領セイクル市出身。
7 その他
・ギルスジェラルド・ロイドステア
ロイドステア国王で、風属性。魔導師でもある。王太子であるウィルディナルドの地盤固めが進んだため、譲位の準備を始めた。
・エスカノーラ・カレンステア
ロイドステア国王妃で、地属性。実家はセントラカレン公爵家。レイナルクリアの王妃教育を進めている。
・ウィルディナルド・カレンステア
ロイドステア国王太子で、火属性。魔導師でもある。次期国王として実績を積み上げ、レイナルクリアとの間に男子も生まれ、順風満帆。
・オスクダリウス・カレンステア
ロイドステア国第3王子で、地属性。魔法学校の学生会長。ライスエミナと仲が良い。重力魔法の習得・研究関連で影響力を持ちつつある。
・レイナルクリア・カレンステア
ロイドステア国王太子妃で、地属性。実家はサウスエッド王家。第1子であるリーディラゼフトを出産し、次期王妃としての立場を確立させつつある。
・リーディラゼフト・カレンステア
ロイドステア国王太子の第1子。風属性。現在順調に成長中。
・クリフノルド・イストルカレン
イストルカレン公爵家嫡男で、火属性。魔法学校に通っていたが、父親の起こした騒動に巻き込まれた形で退学し、現在は故郷の学校に通っている。
・ライスベルト・カウンタール
カウンタール侯爵家嫡男で、水属性。魔法学校では、結局カイダリードに勝つことは出来なかったが、フィリストリアに認めて貰ったことで、ある程度は気が晴れた模様。
・ダリムハイト・イクスルード
イクスルード侯爵家嫡男で、地属性。魔法学校に入学。フェールミリナとよく諍いを起こしている。
・タレスドルク・セントラカレン
前セントラカレン公爵で、宰相を務めている。属性。グラスザルトと知己であり、マーサグリアが亡くなった後を心配していた。良い後任も見つかったので、宰相の引継ぎを準備中。
・レクナルディア・セントラカレン
セントラカレン公爵夫人で、地属性。先代のロイドステア国王の弟の娘で、現国王とは従兄妹にあたる。
・ライスエミナ・セントラカレン
セントラカレン公爵家の令嬢で、火属性。魔法学校に入学したことを切っ掛けに、オスクダリウスへの接近の頻度を高めている。
・シェムトリーグ・イストルカレン
イストルカレン公爵。水属性。自身の影響力低下を防止するため、フィリストリアの排除を狙うが失敗。逆に背教者の疑惑を掛けられそうになっている状態であり、領地に引き籠った。
・フェルドミナーク・ウェルスカレン
ペルスラムナと婚姻し、ウェルスカレン家を継ぎ、公爵となった。今のところは特に問題無し。
・ペルスラムナ・ウェルスカレン
フェルドミナークと婚姻し、ウェルスカレン公爵夫人となった、地属性。読書家。
・レナスフィリア・ウェルスカレン
ウェルスカレン公爵家の令嬢で、風属性。魔導師を名乗る資格を得た。雷魔法を習得した。
・チェルシアーナ・ウェルスカレン
ウェルスカレン公爵家の令嬢で、火属性。好奇心旺盛で人懐っこく、フィリストリアとも気軽に話していたが、最近はカイダリードとの婚約の話が進んでいるためか、口数が少ない。
・サムスワルド・シンスグリム
子爵に陞爵した。地属性。ロイドステア国騎士団副団長。武術大会で3回優勝したため殿堂入りし、その大会でレイテアーナに婚姻相手として認められ、婚姻した。
・カルロベイナス・サナ・スリンドル
グラスリンド帝国第2皇子。火と地の複数属性者。母親はサナクリーア大公の妹。転生者で、剣の達人。前世は帝国として統一される前のサナクリーア国の騎士であったことから、現在の境遇を神から与えられた使命と考え、皇帝となることを目指している。フィリストリアへの求婚も、第1皇子に対抗するための手段の一つにしようと考えての事。
・ウィルアスナ・ザルスアージ
サウスエッド国宮廷魔導師長で、女伯爵。風と水の複数属性者で、転生者。前世は某国の魔導師だったが転生し、魔法の知識などを活用して生きていた。フィリストリアには強い興味を抱くが、押すだけでは普通に接することも難しいと悟り、様子を見ながら接している。
・クーリナルルドース
妖精族の国、ウォールレフテ国の国王で、火属性。妖精王と呼ばれる。
・パットテルルロース
クーリナルルドースの弟で、風属性。ロイドステア国大使。
・エスメターナ・カレンステア
ロイドステア建国王の妹で、伝説の精霊導師。水属性。300年経った今でも、書物や演劇などで当時の活躍が伝えられている。
・精霊女王
精霊の長。基本的に物事への興味が薄く、ものぐさだが、フィリストリアが陥れられた時にはサザーメリド国に対して激怒し、最近の精霊軽視の風潮も改善する意味で、見せしめにサザーメリド国内での精霊の活動を停止させた。
・執事風精霊(フィリストリア呼称)
精霊女王に仕える、執事のような格好をした風精霊。精霊女王の雑用係を兼務。
お目汚しでしたが、楽しんで頂けたのであれば幸いです。




