主要登場人物紹介 (第052~第164話)
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1 主人公
・フィリストリア・アルカドール
転生者であり、前世は渡会和蓮という女性で、合気道に打ち込んでいたが、震災に遭って死亡。今世ではアルカドール侯爵令嬢として生まれた。愛称はフィリス。当初はこちらの世界でも合気道の稽古を頑張っていたが、精霊導師となり、自身の立場に応じた仕事にも積極的に取り組みだした。領政の産業振興、新魔法の開発、各種災害への対応などで大きな功績を挙げているが、その分仕事も各所からの働き掛けも増えて行く。のんびり稽古が出来る様になるのはいつの日か。
2 主人公の家族
・クリトファルス・アルカドール
フィリストリアの今世の父親。アルカドール侯爵。風属性で、魔導師。愛称はクリス。学生の頃は魔法戦闘研究会に入っていて「北の暴風」と呼ばれて恐れられていたらしい。雷魔法を習得。
・エヴァンジェラ・アルカドール
フィリストリアの今世の母親。地属性。愛称はエヴァ。実家はテトラーデ伯爵家。重力魔法を練習中。
・カイダリード・アルカドール
フィリストリアの兄。水属性。愛称はカイ。神の恩寵「遠視」を持つ。魔法学校では2年連続で首席をとり、熱湯魔法を開発するなど、学問に励んでいる。普段は温厚だが、フィリストリアに不埒な視線を向ける者に対しては、限りなく冷たい。
・グラスザルト・アルカドール
フィリストリアの今世の祖父で、クリトファルスの父親。火属性。愛称はグラス。実は情報活動に長けていて、裏で色々行っている。最近は密かに「フィリストリア様を讃える会」を主宰しつつ、孫自慢に余念がない。
・マーサグリア・アルカドール(故人)
フィリストリアが生まれる前に亡くなった祖母。地属性で、精霊術士。愛称はマーサ。実家はカルテリア伯爵家。実家の家族や使用人達からも愛されていたらしい。
3 主人公の友人・知人等
・ヴェルドレイク・セントラカレン
セントラカレン公爵家の次男。風属性。愛称はヴェル。現在は魔道具課で魔道具の研究を行っており、雷魔法を用いた魔道具について、度々フィリストリアに相談しているが、フィリストリアへの想いはつのるばかり。
・パトラルシア・ミニスクス
セイクル市執政官ミニスクス男爵の令嬢。地属性。愛称はパティ。精霊術士として精霊課で勤務。魔法強化をいち早く成功させ、実力を高めている。
・ティルカニア・オペラミナー
ドミナス分領太守オペラミナー子爵の令嬢。火属性。愛称はルカ。カイダリードに興味を持って貰うために、何か良い方法は無いかと考えている。
・マールセレナ・アプトリウム
プトラム分領太守アプトリウム子爵の令嬢。水属性。愛称はセレナ。最近氷魔法を習得した。妹のことで悩んでいるらしい。
・ソルティーナ・アンダラット
魔法研究所共通研究室長ライバートン・アンダラット子爵の令嬢。風属性。愛称はティーナ。雷魔法を1か月で習得し、優れた魔法の才能を見せた。
・ネリスリアラ・コルドリップ
アルカドール領行政官コルドリップ男爵の令嬢。火属性。愛称はネリス。当然の如く「フィリストリア様を讃える会」に入会し、毎月届く会報を読んでは感動に打ち震えている。
4 アルカドール家の使用人達
・メイリース・ネストイル(旧姓テルマー)
ネストイル商会の若女将。風属性。女の子を出産。水属性の子で、アメリアと名付けた。夫婦仲は円満。
・クラリア・シルドナ
フィリストリア付のメイド(女中)。火属性。最初はフィリストリアに見惚れることが多かったが、慣れて来たらしく、近頃はもっとフィリストリアに着飾って欲しいと思っている。
・レイテアーナ・メリークルス(旧レイテア・メリークス)
フィリストリア専属護衛で、水属性。武術大会3連覇を達成し、男爵となった。魔力波を習得し、更に実力を高めている。現在は婚姻相手の選定中。
・カールダラス・セドルワーナ
アルカドール侯爵王都邸の家令で地属性。アルカドール本邸との連携を確保するとともに、王都周辺の情報収集なども行っている、地味ながら有能な男。
5 主人公の親戚
・フェールミリナ・ビースレクナ
ビースレクナ侯爵家の令嬢で、水属性。フィリストリアとは従姉妹の関係。来年魔法学校に入学予定。魔力波を練習中。
・マイトレーナ・ビースレクナ
ビースレクナ侯爵夫人で、火属性。クリトファルスの妹で、フィリストリアの叔母にあたる。最近は、フェールミリナの嫁ぎ先が心配になっている。
・アレクシード・テトラーデ
テトラーデ伯爵家嫡男で、風属性。フィリストリアとは従姉弟の関係。剣術の鍛錬が許可されたため、フィリストリアの所で一緒に鍛錬が出来るのが嬉しい様子。
・マークライド・テトラーデ
テトラーデ伯爵で、水属性。エヴァンジェラの弟で、フィリストリアの叔父にあたる。フィリストリアの助言を活用して産業振興を行っており、成果が出始めている。
・ラルドルーク・カルテリア
前カルテリア伯爵で、水属性。マーサグリアの兄で、フィリストリアの大伯父にあたる。マーサグリアを溺愛していたため、グラスザルトとの関係がこじれていた。妹と良く似たフィリストリアに思う所がある様子。
6 主人公の職場関係
・ライトマグス・フェンシクル
魔法省精霊課長で、水属性。精霊課の業務がフィリストリアのおかげで良い方向になって来たので感謝している。魔法学校では、魔法戦闘研究会に所属し、クリトファルスの後輩だった。
・マルグレスト・エルステッド
エルステッド伯爵であり、魔法大臣の職にある。地属性で、魔導師でもある。フィリストリアの扱いに苦労している面はあるが、基本的には魔法の発展に喜んでいる様子。
・クリスターナ・ニストラム
ニストラム男爵夫人で、魔法省秘書室秘書官。風属性。夫のニストラム男爵は国防省勤務で、二児の母。
・コルテア・センダス
魔法省精霊課付精霊術士。火属性。姉御肌でさっぱりした性格。
・フェルダナ・オストフ
魔法省精霊課付精霊術士。風属性。自分に自信が無かったが、最近は精霊との意思疎通が容易になったことで、自信を持ちつつある。
・ロナリア・ニルワナ
魔法省精霊課付精霊術士。水属性。安定志向な所があるが、実は酒好きで、精霊酒にも強い興味を抱く。
・ラズリィ・メナレフ
魔法省精霊課付精霊術士。火属性。活発で無邪気だが、利発な面も見せる。
・マルロアーナ・アクラスター
魔法省精霊課付精霊術士。水属性。ペンタデウス領クラスト分領太守であるアクラスター子爵の令嬢。
・エナスジェラ・バンケルメス
魔法省精霊課付精霊術士。地属性。ブラフォルド領行政官であるバンケルメス男爵の令嬢。メグルナリアが大人しくなったので、安心している。
・サリエラ・ワグノル
魔法省精霊課付精霊術士。風属性。王都にある宿屋「精霊の憩邸」の娘で、フィリストリアが起こす騒動を楽しんでいる。
・ラクノア・ストラス
魔法省精霊課付精霊術士。水属性。父親は歩兵団近衛歩兵隊百兵長を務めていて、たまに父親の知人や部下が護衛になることがあるらしい。
・リゼルトアラ・ヘキサディス
魔法省精霊課付精霊術士。風属性。ヘキサディス伯爵家の令嬢。常に自分より特別な位置にいるフィリストリアを見返してやろうと思っているが……。
・サーナフィア・ベルロアーズ
魔法省精霊課付精霊術士。水属性。農務省農業課長であるベルロアーズ子爵の令嬢で、平民の精霊術士を見下していたが、フィリストリアの指導により、表面上はそういった面を見せなくなった。
・メグルナリア・ボルドバーム
魔法省精霊課付精霊術士。地属性。デカントラル領首席行政官であるボルドバーム子爵の令嬢で、地属性の後輩にきつく当たっていたが、フィリストリアの指導が切っ掛けで、当面は自身の向上に意識を向けるようになり、他の地属性の精霊術士達とも和解した。
7 その他
・ギルスジェラルド・ロイドステア
ロイドステア国王で、風属性。魔導師でもある。フィリストリアを、国軍の防諜組織をもって防護するなど、裏で画策している。
・エスカノーラ・カレンステア
ロイドステア国王妃で、地属性。実家はセントラカレン公爵家。レイナルクリアの国内での地歩固めの為、色々動いているらしい。
・ウィルディナルド・カレンステア
ロイドステア国王太子で、火属性。魔導師でもある。次期国王として実績を積み上げつつある。レイナルクリアと婚姻し、仲はまずまずの模様。
・オスクダリウス・カレンステア
ロイドステア国第3王子で、地属性。ライスエミナと仲が良い。重力魔法の習得・研究関連でフィリストリアと一緒になることが増え、出会った当初より関係は改善している模様。
・レイナルクリア・カレンステア
ロイドステア国王太子妃で、地属性。実家はサウスエッド王家。ロイドステア国内の地歩固めを行っている。第1子を妊娠中。フィリストリアを友人の様に思う。
・クリフノルド・イストルカレン
イストルカレン公爵家嫡男で、火属性。魔法学校に入学中。成績は平均程度。
・ライスベルト・カウンタール
カウンタール侯爵家嫡男で、水属性。魔法学校では、2年連続次席。氷魔法を習得した。
・ダリムハイト・イクスルード
イクスルード侯爵家嫡男で、地属性。来年魔法学校に入学予定。
・タレスドルク・セントラカレン
前セントラカレン公爵で、宰相を務めている。属性。グラスザルトと知己であり、マーサグリアが亡くなった後を心配していたが、現在はフィリストリアの存在が生き甲斐となっているのだと理解し、安心している。
・レクナルディア・セントラカレン
セントラカレン公爵夫人で、地属性。先代のロイドステア国王の弟の娘で、現国王とは従兄妹にあたる。レイナルクリアの地盤固めに協力している。
・ライスエミナ・セントラカレン
セントラカレン公爵家の令嬢で、火属性。最近、オスクダリウスがフィリストリアの話を良くするため、更にフィリストリアを敵視している。
・ペルスラムナ・ウェルスカレン
ウェルスカレン公爵家の令嬢で、地属性。読書家。近々第2王子のフェルドミナークと婚姻する予定。
・レナスフィリア・ウェルスカレン
ウェルスカレン公爵家の令嬢で、風属性。魔導師を名乗る資格を得た。最近は雷魔法を練習中。
・チェルシアーナ・ウェルスカレン
ウェルスカレン公爵家の令嬢で、火属性。好奇心旺盛で人懐っこく、フィリストリアとも気軽に話している。
・サムスワルド・シンスグリム
シンスグリム男爵で、地属性。ロイドステア国騎士団副団長。武術大会では、レイテアと死闘の末に敗れたが、騎士団長の見立てでは、レイテアを好きになったらしい。次の武術大会での優勝を目指し鍛錬中。
・テルフィ・ドロウズ
王都騎士学校の女子学生で、風属性。剣術の腕が伸び悩んでいた所にフィリストリアとレイテアの教えを受け、女性の特性を生かした剣術に切り替え、実力を高めつつある。
・ウィルアスナ・ザルスアージ
サウスエッド国宮廷魔導師長で、女伯爵。風と水の複数属性者で、転生者。前世は某国の魔導師だったが転生し、魔法の知識などを活用して生きていたところ、フィリストリアの事を知り、強い興味を抱く。
・クーリナルルドース
妖精族の国、ウォールレフテ国の国王で、火属性。妖精王と呼ばれる。国家運営は恙ないようだ。
・パットテルルロース
クーリナルルドースの弟で、風属性。ロイドステア国大使。精霊術士集中鍛錬などに協力した。
・エスメターナ・カレンステア
ロイドステア建国王の妹で、伝説の精霊導師。水属性。300年経った今でも、書物や演劇などで当時の活躍が伝えられている。
・精霊女王
精霊の長。基本的に物事への興味が薄く、ものぐさだが、たまにフィリストリアが念話で話しかけて来るのは結構嬉しい。
・執事風精霊(フィリストリア呼称)
精霊女王に仕える、執事のような格好をした風精霊。よく精霊女王に雑用や説明をさせられているので、不満に感じる事があるらしい。
お目汚しでしたが、楽しんで頂けたのであれば幸いです。