レポート 【地質の形成】【カサセオイ】
…これまでの進捗
我々はより具体的な生物の生態を設定するにあたりスリバチ盆地の環境を詳細なものにしていくことにした。その結果多様な性質を持った菌類と、それに依存して生きる生物たちの輪郭が徐々に見え始めた。
【設定したもの】
・地面上層: ほとんど土は露出せず子実体を作る菌類種が覆っている。夏を前にほとんどの菌類は活動を止め表面は固い層に覆われる。
・地面中層: 数種類の菌類は効率よく重気体を取り入れる為に空間を作りながら成長する。それが何年も掛けて積み重なる事で層と層の間に空間が生まれ、そこに年間を通して一定量の重気体が留まる。
・地面下層: 中層の枯れた有機物を分解するバクテリアや菌類、微生物が多く生息する。バクテリアの発酵熱で比較的温かく、ハスッポイモンが地下茎を伸ばしているのも主にこの層である。
・発光菌類: 数種類の菌類は発光する性質を持つ。光の色や明るさはそれぞれ異なる。
・多層形成菌類: 子実体の表面に層を形成し、その表面に更に層を形成していくことで大きくなっていく、また中心の層から朽ちて空洞が作られる事で自分のテリトリーを拡大していく。
中でも球形の多層菌は障害物がない状態で成長しきれば多層球のような美しい構造物となる。
・カサセオイ: 夜行性の軟体動物。子実体を持つ菌類(茸)や変形菌(粘菌)に似せた形の殻を持つ。殻には蓋があり昼間は殻の中に籠って過ごす。喉ごしつるっと。
【画像:カサセオイと多層菌】
レポート作成者:遠闇
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「ブレインズは知らない知識を得られるのが大好きなのだ」




