レポート 【スリバチ盆地】【重気体と軽気体】
…これまでの進捗
ドラゴンが棲む環境の設定を目指し我々は2方向からのアプローチをするためにチーム分けをした。
Aチームは気体の密度と重さに着目して、二重構造の空気が形成される仕組みを設定した。巨大植物により発生したガスを茸や他の植物が吸収し、その茸などを食べる虫や小動物、それらを食べる外部の捕食者、その糞や死骸が巨大植物の養分となるこの地域の冬季の食物連鎖の流れを設定した。
今後は生息する生物に着目してより具体的な設定をしていきたい。
【設定したもの】
・SFの部屋: エースエーフ星がある部屋。
・エースエーフ星: 恒星の周囲を回る天体。自転の軸が傾いていて季節がある。一日60時間。(※後述あり)
・スリバチ盆地: エースエーフ星の北極寄りに位置する山に囲まれた巨大な盆地。性質の異なる二重構造の空気が独特の生態系を産み出している。冬季は日照時間が一日のうち20時間しかない。日が落ちている間の40時間は凍るような厳しい寒さだが、盆地内部は重気体の温室効果によって外気よりも暖かい。
・軽気体: エースエーフ星上層を包む質量の軽い気体。この気体の中で活動をする生物を軽気性生物と呼ぶ。
・重気体: 夜間の盆地内部に溜まる質量の重い気体。この気体の中で活動をする生物を重気性生物と呼ぶ。
・ハスッポイモン: 蓮っぽい巨大植物。寒い外気から身を守るため日暮れになると一斉にガス(重気体)を発生させるが、この巨大植物自体は軽気性生物である。
【画像:ハスッポイモン】
・重気性菌類: 盆地内部に密集する重気性生物。自然界の分解者。いろんな種類があるが茸型が目立つ。朝日に反応してハスッポイモンが出す重気体を吸って成長する。
・重気性生物: 重気体の環境下で活動する生物たちの総称。菌類、バクテリア、植物、微生物、虫、動物に近い生物がいると考えられる。呼吸を行う生物は多くが日中呼吸を最小限に押さえた仮死状態で眠っている。
・軽気性生物: 軽気体の環境下で活動する生物たちの総称。重気体が薄まる日中にスリバチ盆地に降り立ち重気性生物を捕食する。一見一方的な捕食にも思えるが、日没に逃げ遅れたりうっかり重気体の溜まり場に入り込めば死ぬ危険があるので命懸け。あと夜めっちゃ寒い。
レポート作成者:遠闇




